エンゼルスが劇的サヨナラ勝ち! 大谷翔平の33号ソロから追いつき、逆転で連敗「6」でストップ

報知新聞社 

10回、サヨナラで勝利し喜ぶ大谷翔平(左から二人目)(カメラ・中島 傑)

10回、サヨナラで勝利し喜ぶ大谷翔平(左から二人目)(カメラ・中島 傑)© スポーツ報知/報知新聞社

 

 

 

 

◆米大リーグ 

エンゼルス13x―12アストロズ=延長10回=

(15日・アナハイム=エンゼル・スタジアム)

 

 

 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が15日(日本時間16日)、本拠地・アストロズ戦に「2番・指名打者」でフル出場し、9回の5打席目に33号ソロを放つなど、5打数1安打1打点だった。エンゼルスは3点を追う9回に大谷のソロで勢いに乗ると一気に追いつき、延長10回に試合をサヨナラ勝ちし、連敗を「6」で止めた。同点の延長10回1死一、二塁で相手の失策で試合を決めた。一塁走者だった大谷も歓喜の輪に加わった。

 

 

 

 

 アストロズの先発は昨季17勝の左腕・バルデス。大谷は、試合前の時点で31打数4安打の打率1割2分9厘、1本塁打、10三振と苦しめられていた。この日も初回1死の1打席目は内角のチェンジアップに空振り三振で、前日の4打席目から3打席連続の空振り三振。1点リードの3回先頭の2打席目は内角のシンカーに反応したが、二ゴロに倒れた。1点を追う5回2死の3打席目も空振り三振。最後は外角低めのカーブに全くタイミングが合わなかった。

 今季ワースト6連敗中のエンゼルス。直近11戦10敗で借金は今季ワーストの2となった。この日は、2回に前日に守備のミスで“懲罰交代”となったレンヒーフォが右翼へ先取点となる3ランを放ち、汚名返上弾でさい先よくリードを奪った。だが、先発・デトマーズが3、4回と2イニング連続で2失点。逆転を許すと、本拠地のファンからはブーイングも巻き起こった。

 7回には2番手・デベンスキーがアブレイユに8号3ランを浴びるなど5点を失って、リードは一気に6点に広げられた。ネトの7号2ランで4点差になった直後の7回1死走者なしの4打席目は、カウント1―1で投手が先発左腕・バルデスから右腕・スタニクに代わったが、この試合3つ目の三振となる空振り三振。1試合3三振は5月28日(同29日)の本拠地・マーリンズ戦に並んで今季最多となった。

 その後、ムスタカスの3ランなどで最大6点差を追いついたエンゼルス。本拠地は一気に沸いたが、8回に約2か月ぶりの登板となった元ソフトバンク左腕・ムーアがマコーミックに2ランを浴びて再びリードを許した。3点差で迎えた9回は、先頭の大谷が、守護神プレスリーから意地の33号ソロ。中堅へ2試合ぶりのアーチを描いてチームに勢いをもたらした。延長10回1死二塁の6打席目は申告敬遠だった。

 

 

 大谷は後半戦初戦だった前日14日(同15日)の

本拠地・アストロズ戦では「2番・投手、指名打者」でフル出場。

投手としては右手中指つめの状態が万全ではなかったこともあり、

6回途中5安打5失点で5敗目を喫したが、

バットでは5打数2安打。

オールスターを挟んで2試合連続のマルチ安打をマークし、右手中指の状態は打撃に「それほどないと思います」と断言していた

 

スポーツ報知 (hochi.news)