アメリカでは、ペリーウィンクル
(お花ではありません)
といって、非常に小さな貝ですが、
下の日本の動画の「つぶ貝」のように、
甘辛く煮て食べます。
下のWiki
を見ますと、世界中に生息するのに、
日本では、ポピュラーではないようですね!
外国人が初めて本格蕎麦を食べたら日本食の凄さを知りました
SAMURAI FLAG[SAMURAI CHANNEL]
SAMURAI FLAG[SAMURAI CHANNEL]
@samuraiflag255K subscribers358 videos
This channel aims to present Japan’s charm to the world, and present the charm of the world to Japanese people!
===============================
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() タマキビ(東京湾) |
ヨーロッパタマキビの体
(上)オス (下)メス
タマキビ科(たまきびか-玉黍科)、学名 Littorinidae は、世界中の海洋沿岸域に生息する小型の巻貝の1科。殻高(殻長)は数mmから数cm。多くは潮上帯の岩礁などに生息するが、マングローブの樹上や塩性湿地周辺に住むウズラタマキビ属 Littoraria や、潮下帯の海藻上で生息するチャイロタマキビ亜科 Lacuninae などもある[2][3]。
科の学名 Littorinidae はタイプ属であるタマキビ属の属名 Littorina に国際動物命名規約上で科を表す語尾「-idae」を付したもの。属名 Littorina はラテン語の「littoris(海岸)」+「-ina(~に関係する、~産の、などを表す接尾辞)」で、本科の生息環境から。
形態
大きさは殻高(殻長)数mmの微小な種から50mmに達する本科最大種のブットウタマキビまであるが、多くは殻高2cm以下の小型の巻貝である。殻形は円錐形の螺塔と半球状に膨らんだ殻底をもつものが多いが[2][4]、螺塔の高さは Laevilitorina のように非常に高いものから、Risellopsis のように低平なものまである。殻口は雫型から歪んた円形のものが多く、水管溝がないため殻口下端に”切れ目”はない。蓋は角質で薄く、多くは殻口と同型で少旋型だが、イガタマキビ属など一部の属では円形でやや多旋的。
歯舌は藻類を削り取るのに適した紐舌型であるが[5][6]、成長や摂餌するものの変化に伴い歯舌の形も変化する[7]。雌雄の別があり、メスは外套腔内に卵管やカプセル嚢・粘液嚢を持ち、交尾して繁殖する点が放精・放卵する古腹足類とは異なる[5][8][9][10]。オスは正精子とともに副精子を持つ[11]。海面上で暮らす種が多く、鰓のほかに外套腔でも呼吸する。
生態[編集]
ヌマチタマキビ
岩磯のタマキビの群れ
潮間帯やしぶき帯の岩礁に棲む種が多く[4]、主として藻類などを餌とする。特異な例としては、北米東岸などの塩性湿地のヒガタアシ群落などに生息するヌマチタマキビ Littoraria irrorata が、ヒガタアシの葉を歯舌で傷付け、そこに真菌の菌糸入りの糞をして菌を植え付けたうえで菌が繁殖した葉をより好んで食べるとされ、軟体動物で中唯一農業を営む種として知られる[12]。
海面上の高所でくらしてカニによる捕食を避ける種は耐熱性が強く[13]、足を殻の中に引っ込めて夏眠状態となる。そのときに貝殻を岩から浮かせて熱を避ける種もある[14]。一方で、海面下の海藻上でくらす種もある[7]。オスはメスが這ったあとの粘液跡でメスを追って精子を注入し[15]、メスは卵が1個から何千個収納されたカプセル(卵のう)を産む[7][16][17][18]。卵のうは浮遊性のものが多いが、生息地域が限られた種では粘液性の卵のうを岩の上などに産むものもある[2][9]。また大陸から離れた孤島やマングローブの樹上で生活するものの中には卵胎生の種があり[5]、胎内で卵から幼生が孵化したのち、満ち潮の時に海面に降りて放出する[19]。幼生の遊泳期間が比較的短い種では、オーストラリア南部など特定の海域に棲み続ける場合がある[8]。
分布
世界中に分布して主に潮間帯以上の岩礁に分布するが、海域によって種族や生活様式に違いがみられる。熱帯インド西太平洋にはマングローブ上に棲む種を含めて多くの種が分布するほか、パナマ地峡が閉じる前の中新世以前の種がアメリカ大陸の両岸に分布する[20]。大西洋ではメキシコ湾から北米東岸の汽水域のイネ科植物上でくらすヌマチタマキビ[21] のほか、温帯より北では大西洋北部のコガネタマキビ[22] や日本産のモロハタマキビのように海藻上で生息する種がある[7][15]。
日本には、
インド西太平洋に分布する熱帯性の種が沖縄などに生息する一方で、
エゾタマキビのように
東北より北の海岸で生息する種もある。
Afrolittorina 属、Austrolittorina 属、ヤマガタタマキビ属(Bembicium)などアフリカ南部やオーストラリアの限られた海域に分布する種は、白亜紀のゴンドワナ大陸分裂と関係があると考えられる[20][23]。また南極付近の海面下には微小なLaevilitorina 属が生息する[4]。
分類
タマキビ科が属するタマキビ型新生腹足類は、古腹足類からアマオブネガイ科、タニシ科、オニノツノガイ上科などが分岐したのちに分化した主に海洋産の分類群で[3][10]、深海に棲むハイカブリニナ科、浅海に生息する微小なアオジタキビ科[24] やホシノミキビ科がタマキビ科に近い科と考えられている