「プーチン政権から解放を」ロシア人組織がロシア攻撃、指導者が語る

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朝日新聞デジタル

「自由ロシア軍団」が2023年5月22日、自らのSNSに投稿した映像。ロシアのプーチン政権の転覆を呼びかけている=テレグラムから

 

 

 

 

 

■ロシア領内を攻撃「自由ロシア軍団」

 

  5月22日にロシア南部ベルゴロド州であった攻撃への関与を主張する、ロシア人の軍事組織「自由ロシア軍団」の幹部イリヤ・ポノマリョフ氏(47)が朝日新聞のオンライン取材に応じた。ポノマリョフ氏は、5月22日のロシア領内への攻撃を「ロシアの領土を(プーチン政権から)解放するためだった」などと主張した。

 

 

  【画像】越境攻撃の目的と狙いを語るポノマリョフ氏  

 

 

 

ポノマリョフ氏はロシアの元下院議員。2014年3月にロシアがウクライナ南部クリミア半島を併合した際、下院で関連法案に唯一の反対票を投じた。その後事実上の亡命を迫られ、16年からウクライナで事実上の亡命生活を送っている。プーチン政権の打倒をめざし、ウクライナを拠点とする自由ロシア軍団の政治的指導者ともされる。  ポノマリョフ氏によると、軍団のメンバーにウクライナ人はいないという。多くは降伏したロシア兵や反プーチン政権の政治活動家らで、ほかにも数人のベラルーシ人やジョージア人がいるという。  ロシア国内では、ウクライナとの国境付近で爆発や砲撃が相次いでいる。5月22日のベルゴロド州への攻撃は自由ロシア軍団が関与を主張。その後、ロシア国防省は「破壊工作員」を壊滅させたとした。ポノマリョフ氏は攻撃を実施したことは認めたうえで、作戦内容の詳細は明かさなかったが、いまもロシア領内で軍団のメンバーが活動していることを示唆した。  ポノマリョフ氏は、活動を続ける理由を「ロシアの政権を変えるための道筋をつくるためだ」と強調。「この戦争はモスクワでしか終わらせることができない」と語った。

 

 

(ロンドン=杉山正)

朝日新聞社

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ロシア西部でまた攻撃か、親ウクライナ民兵がロシア兵拘束と発表

親ウクライナのロシア人民兵組織は4日、ロシア西部ベルゴロド州郊外への越境作戦を行った際の様子だとする空撮映像を公開した。 「自由ロシア軍」と「ロシア義勇軍団」の2つの民兵組織は、ウクライナからロシア領内への越境作戦を繰り返し行ったと主張した。一方ロシア当局は先週、民間人2人が戦闘の犠牲になったと発表した。 自由ロシア軍がテレグラムに投稿した映像では、ロシア義勇軍団の司令官と名乗る男性が、負傷したロシア兵2人を拘束したと述べた。男性はベルゴルド州知事との面会のうえ、2人を引き渡すと主張。 これに対し、ベルゴロド州のグラトコフ州知事が自身のテレグラムで返答。同知事は、国境の町で破壊工作員やテロリストとの戦闘が起こっていると述べていた。知事は、兵士らが生きているならば会談する用意があると語った。そのうえで知事は、会談の場所と時間を指定した。だが民兵組織によると、知事が現れなかったため、兵士らはウクライナ側に引き渡されるという。 ロシア軍の侵入によって昨年始まったウクライナ戦争は、ここ数週間、ロシア西部の町に飛び火している。グラトコフ知事は2日、ウクライナ軍から砲撃を受け、住民4000人が避難したと発表した。ウクライナ側はロシア国内への攻撃を否定している。 一方、ロシアによるウクライナ各地への空爆は続いている。ウクライナ側によると、ドニプロへのミサイル攻撃により2歳の女児が死亡し、少なくとも22人が負傷したという。ロイターはこの発表内容を独自に確認できなかった。またこの発表に対するロシア側の反応はない。 両国の国境周辺で小規模な戦闘が相次ぐ中、ウクライナ側はロシア軍に対する大規模な反転攻勢の準備を進めている。ウクライナ当局は4日、反撃開所の日時や場所に関する不要な憶測を避けるため、秘密保持の徹底を呼び掛けた

 

ロシア西部でまた攻撃か、親ウクライナ民兵がロシア兵拘束と発表(ロイター) - Yahoo!ニュース