タスティエーラ、日本ダービーVで雪辱 「テン乗り」ジンクスも破り
第90回日本ダービー(28日・東京11R2400メートル芝18頭、GⅠ)
優勝・タスティエーラ=2分25秒2
成長著しいタスティエーラが、初めてコンビを組んだダミアン・レーン騎手とともに皐月賞の雪辱を果たし、2020年生まれのサラブレッド7708頭の頂点に立った。
スタート直後から中団前方に付け、リズム良くレースを運んだ。最後の直線で一気に抜け出し、ソールオリエンスの猛追を受けたものの、大歓声の中で逃げ切った。皐月賞ではソールオリエンスの驚異の末脚に2着に敗れたが、今度は譲らなかった。
4回目のダービー挑戦で初勝利を飾ったレーンは「速いスタートを切って、いいポジションを取った後はすぐにリラックスできる馬。珍しいくらい、頭の中で描いていた理想のレース運びができた」と喜んだ。
「テン乗り」(その馬に初めて騎乗すること)でのダービー制覇は1954年のゴールデンウエーブが最後で長年、ジンクスとされてきた。だが「(そんなジンクスは)知らなかった」というレーンは調教に3週連続でまたがり、厩舎(きゅうしゃ)とも細やかな情報共有を重ねて馬の特徴をつかんできた。「毎回一生懸命走ってくれて、プロフェッショナルな馬」と力を出し切った相棒をたたえ、69年ぶりにジンクスを打ち破った。
これまではメンタル面の課題もあったが、レースを積むごとに成長してきた。堀宣行調教師は「初めて厩舎に来た時は、とてもいい馬だと思ったが、ダービーで勝つとは想像していなかった」と目を細める。15年のダービーで3着に終わった父・サトノクラウンの雪辱も果たし、ホースマンの憧れの祭典で輝きを放った。【円谷美晶
タスティエーラ、日本ダービーVで雪辱 「テン乗り」ジンクスも破り | 毎日新聞 (mainichi.jp)
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日本ダービー】スキルヴィングは17着入線後に急性心不全で死す ルメール騎手「残念です」
全てのホースマン憧れの舞台、3歳馬の頂点を決める競馬の祭典は18頭で争われ、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した単勝2番人気のスキルヴィング(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)は17着に敗れた。スキルヴィングは青葉賞・G2から参戦した馬は勝てないというジンクスを覆すことはできず、木村哲也調教師は昨年2着のイクイノックスに続く敗戦となった。
大きく遅れてフィニッシュした入線後の1コーナー付近では、馬場に横たわる状態で倒れた。その後、急性心不全で予後不良となったことをJRAが発表した。
クリストフ・ルメール騎手(スキルヴィング=17着)「直線に向いたら手応えがなくなって、ペースダウンしてしまいました。残念です」
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