G7議長国会見 「80億の民が広島市民になれば核兵器なくなる」
【G7広島サミット】平和記念公園で記者会見する岸田文雄首相=21日午後、広島市中区(萩原悠久人撮影)
岸田文雄首相は20日、広島市で開催した
先進7カ国首脳会議(G7サミット)の閉幕後の
議長記者会見で
「われわれは皆、広島の市民だ。
世界80億の民が広島の市民となった時、
地球上から核兵器はなくなるだろう。
私はそれを信じている。
今回、私はそうした思いで広島で世界の首脳たちに集まっていただいた」と述べた。
首相はまた、
「夢想と理想は違う。理想には手が届くのだ。
われわれの子供たち、孫たち、子孫たちが核兵器のない地球に暮らす理想に向かって、きょうから広島の市民として一歩一歩、現実的な歩みを進めていこう」
と呼びかけた。
一方、G7サミットの成果としては、
初めて核軍縮に関する文書を発表したことを強調。
その上で「77年間の核兵器不使用の重要性について一致するとともに、核戦争に勝者はなく、核戦争は決して戦ってはならないことを確認した。歴史的な意義を感じる」と述べた
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