ウクライナの大規模反攻、数週間以内か…作戦計画の機密流出情報も
6日、ウクライナ東部ドネツク州で、装甲車に乗り訓練を行うウクライナ兵=AFP時事
ウクライナ軍が大規模な反転攻勢の開始を視野に、ロシア軍が占領する南部ザポリージャ州の施設への攻撃を強化している。タス通信によると、ウクライナ軍は6日未明、高機動ロケット砲システム(HIMARS)6発を物流拠点メリトポリに発射した。ドイツメディアによると、ブリンケン米国務長官は、反攻が「数週間以内に始まるだろう」との見方を示している。
6日のメリトポリへの攻撃に関し、ウクライナ側の現地市長(市外退避中)は6日、露軍が基地として使っている飛行場が「使用不能になった」とSNSで明かした。3月下旬には露軍が物資補給で重視する鉄道駅も攻撃対象となった。
一方、米紙ニューヨーク・タイムズは6日、米国と北大西洋条約機構(NATO)が3月1日時点で作成したウクライナの反攻計画に関する機密文書が一部改ざんされて流出したと報じた。反転攻勢のために、ウクライナ軍は4000~5000人規模の12戦闘旅団を編成し、戦車250両を含む600超の戦闘車両が必要との記述もあったという。
ウクライナ国防省情報総局の幹部は7日、流出文書に信ぴょう性がないと強調した。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は7日、軍司令官らとの会合で情報漏えい対策も協議した
ウクライナの大規模反攻、数週間以内か…作戦計画の機密流出情報も(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース