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地元広島の名産品「必勝しゃもじ」岸田首相がゼレンスキー大統領に贈呈 日露戦争勝利時の縁起物

日刊スポーツ

21年9月、必勝しゃもじを手にガッツポーズの岸田文雄氏

 

 

 

 

 

 岸田文雄首相が21日にウクライナを電撃訪問した際、地元広島の名産品「必勝しゃもじ」を手みやげとしてゼレンスキー大統領に渡していたことが、分かった。松野博一官房長官が23日の会見で明かした。

 

 

 

  【写真】握手する岸田首相とウクライナのゼレンスキー大統領  

 

 

 

しゃもじは、広島の宮島の名産品としても知られる伝統工芸品。もともと縁起物として知られていたところ、日清戦争や日露戦争が起きた際、しゃもじで「飯取る」ことを「敵をめしとる」という語呂(ごろ)合わせのもと、兵士がしゃもじを厳島神社に奉納していたことから、さらに有名になったという説があるという。すくいとる部分に「必勝」「商売繁盛」「夫婦円満」「千客万来」などのメッセージを書くのが定番だ。  日露戦争で、日本は当時のロシアに勝利している。岸田首相は、ロシアによる理不尽な侵攻を受け続けるウクライナのゼレンスキー大統領に、必勝しゃもじが持つ由来や思いを伝えたかったのではないかとする見方が、永田町にはある。首相は2021年自民党総裁選に出馬した際のインタビューでも、巨大な「必勝しゃもじ」と写真撮影に応じ、勝利への思いを語っていた。  一方、松野官房長官は会見で、必勝しゃもじに加えて、広島の焼き物「宮島御砂焼(おすなやき)」による、折り鶴をモチーフにしたランプも合わせて贈呈したと明かした。「御砂焼」は厳島神社で祈祷(きとう)された「御砂」を混ぜて焼くことで知られる。これらを手みやげにした理由について「ロシアに立ち向かうゼレンスキー大統領への激励と、平和を祈念する思いを伝達するため」と述べた。  ウクライナ側への手みやげをめぐっては、経由地のポーランドの駅を列車で発車する際の映像に、人気のスナック菓子「うまい棒」の段ボール箱が積み込まれる様子が映像で映し出されていた。そのため、SNS上では「中身はうまい棒か?」などの声があがり、手みやげは支援物資の「うまい棒」ではないかとの臆測も出ていた。  首相動静によると、首相はウクライナ訪問に先立つインド訪問に出向いた19日、とんぼ返りで地元の広島に戻り、政治資金パーティーを開いたり自宅に戻るなどしていた。必勝しゃもじはこの時に調達した可能性もある。  松野氏の会見に先立ち、一部で「必勝しゃもじ」が手みやげだったと報じられたことを受けて、SNSのトレンドワード上位に「しゃもじ」「必勝しゃもじ」が入る現象が起きていた

 

 

 

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