ウクライナ、住宅15万棟全半壊 東日本大震災規模に拡大も

共同通信

山積みにされたがれき=2月17日、ウクライナ東部ハリコフの北郊(共同)

 

 

 

 

 

 ウクライナ環境保護・天然資源省は3日までに、ロシアの侵攻によって2月初旬時点で約14万9千棟の集合住宅や個人宅が全半壊したと明らかにした。ロシア軍は1日数万発の砲弾を放ち、ウクライナ軍も反撃する中、今後も増加は確実。コンクリートやれんが造りの建造物が多く、危険物や有毒物質が混入している可能性が高いことなど日本の震災がれきとの違いはあるが、約40万棟の住宅が全半壊した東日本大震災に匹敵する規模に膨らむ可能性がある。

 

 

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 このためウクライナ政府は震災がれきを効率的に処理し、リサイクルしてきた日本の事例に関心を示している。日本政府に一段の協力を要請する考えだ。  ウクライナ当局は、東部や南部のロシア占領地や、攻撃が続く地域、地雷の埋設地帯では調査が困難なため、実際の被害数はさらに多いとみている。  戦費がかさむウクライナの国家財政は逼迫し、外国の支援なしに立ちゆかない状況だ。政府は両軍の破壊された戦闘車両、砲弾やミサイルの残骸を含めた廃棄物の処理費用を節約する必要もある

 

 

 

 

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