ロシア各地にドローン飛来 首都南東110キロに墜落
ウクライナで撃墜されたロシアのものとみられるドローン=2022年12月、キーウ(キエフ)(AFP時事)
ロシア各地に2月27日から28日にかけてドローンが相次いで飛来した。 首都モスクワ中心部から南東約110キロの地点では、国営天然ガス独占企業ガスプロムの施設付近に外国製とみられるドローンが墜落したという。各地とも住民への被害は確認されていない。ロシア側は一部についてウクライナ軍の攻撃だと主張しているが、ウクライナ側は確認していない。
独立系メディアによると、ウクライナ国境に接する地域のうち、ベルゴロド州で27日夜にドローン3機が墜落。ブリャンスク州でも28日朝までにドローン1機が「撃墜」された。 また、28日未明に黒海沿岸のクラスノダール地方にある国営石油会社ロスネフチの備蓄基地近くで爆発音が2回あったほか、隣接するアドイゲヤ共和国でもドローンとみられる未確認飛行物体1機が確認された。ロシア国防省はこれら2件に関し、ウクライナ軍のドローン攻撃と主張した。 第2の都市サンクトペテルブルクでは28日午前、当局が空域を封鎖。民間機の離着陸がストップし、戦闘機が出撃した。国防省が空港に未確認飛行物体の飛来を通知したのが理由で、同省はその後、訓練だったと発表した。 独立系メディアは一連のドローンの飛来を「ロシア本土を狙った最大の攻撃の一つ」と位置付けた。ただ、昨年12月のように空軍基地など軍事施設は標的になっておらず、不審な点もある
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