KMバイオが開発中の新型コロナワクチン 小児用治験最終段階(熊本)

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熊本市北区にある製薬会社・KMバイオロジクスは開発中の新型コロナの小児用のワクチンについて最後の治験を国内で開始したと発表しました。 KMバイオロジクスの永里社長は「安全性が高い小児用の不活化ワクチンへの期待は大きい」と話しました。 【KMバイオロジクス・永里敏秋社長】 「小児のフェイズ3(最後の治験)で全部で540人12歳未満、生後6カ月以上で本日から接種が始まりました」 熊本市北区にある製薬会社・KMバイオロジクスの永里社長は、開発中の新型コロナウイルスの小児用のワクチンについて、31日から国内で最後の治験を開始したことを明らかにしました。 KMバイオロジクスが開発中の小児用ワクチンは感染力をなくしたウイルスから作る不活化ワクチンで、季節性のインフルエンザワクチンなどにも使われる従来の製造方法です。 成人用と並行して小児用も去年4月から治験を行っていて、これまでの治験から副反応はインフルエンザワクチンと同程度とみられ、安全性が期待されています。 31日から始まった小児用の最後の治験は1度もワクチンを打っていない生後6カ月以上で11歳以下の合わせて540人を対象に2回接種で行われるということです。 内閣官房のホームページによりますと5歳以上11歳以下でワクチンを2回接種している人の割合は22.9パーセント。 生後6カ月以上4歳以下の接種率は2.3パーセントで、全体の接種率80.4パーセントと比べると大きく下回っています。 【KMバイオロジクス・永里敏秋社長】 「全然mRNA(の小児用ワクチン)の接種率は上がってきていない。それだけに安全性が高いインフルエンザワクチンなどと同じ製造方法の不活化コロナワクチンへの期待は高いと考えている」 また永里社長は「成人用については最後の治験が順調に進み今年4月から6月までに承認申請を行う」とし、小児用についても「今年6月までに承認申請を間に合わせたい」と話しました。

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