HIS創業者の沢田会長が退任へ 取締役最高顧問に

共同通信

HISの沢田秀雄会長

 

 

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)は26日、創業者の沢田秀雄会長が2月1日付で退任し、取締役最高顧問に就くと発表した。矢田素史社長は続投し、会長職は空席となる。HISの担当者は「水際対策の緩和が進むなど海外旅行回復の環境も整い、経営体制を見直した」と説明している。  矢田氏は、沢田氏が兼務してきたグループ最高経営責任者(CEO)を継承する。HISは、新型コロナウイルス流行による海外旅行需要の激減で業績が悪化。長崎県佐世保市のリゾート施設「ハウステンボス」を売却するなど、財務基盤の改善を図ってきた

 

 

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ハウステンボス Wiki

 

開業までの詳細な経緯は、創業者である神近義邦の著書「ハウステンボスの挑戦」(講談社、1994年1月、ISBN 4062064073)に記述されている。

営業状況

2010年以降は冬季のイルミネーションに注力し集客を試みた

建設などにかかった初期投資費用は総額2千数百億円といわれる。総合保養地域整備法(リゾート法)の適用も受けている。

ハウステンボス自体の入場者は1996年度には380万人を記録したが、2001年度の入場者は293万人まで減少、2003年には、初期投資の負債2,289億円を解消できず、会社更生法の適用を申請して破綻に追い込まれた(改正会社更生法の第1号適用)。メインバンクであった都市銀行の統合合併を前に、融資先から一斉に債務処理を迫られる事態となったためである。これによって、ハウステンボスカントリークラブ ジャックニクラウスコース、ハウステンボス商事、長崎バイオパークなどの関連会社とともに、十八銀行長崎バスなど、出資していた地元企業も経営に打撃を被っている。2000年代後半には入場者が激減してゴーストタウンのような状況になっていた[8]

野村プリンシパル・ファイナンスをスポンサーとする更生計画案が認可されて以来、他のテーマパーク同様、韓国台湾中華人民共和国香港等の近隣諸国からの来場者が増えた。しかし、2008年に起こった世界金融危機の影響を受けて、近隣諸国からの来場者、国内顧客共に減少し、大規模なリストラ策を発表するなど経営再建が厳しくなった。このような経営状態の悪化により、野村プリンシパル・ファイナンスは2010年3月をもって支援から手を引くことになった。

2010年4月からはエイチ・アイ・エス(H.I.S.)が中心となる新たな経営再建が開始され、澤田秀雄が社長に就任した。澤田は当初旅行代理店業のH.I.S.が経営そのものに関与するのを否定的に考えており、支援はするものの経営には関与しない方針であったが、九州財界からの度重なる要請に応えて社長に就任した。澤田は金融機関と交渉により当時残っていた60億円の債務の8割の債権放棄を受け、残債務も九州財界から出資金で弁済し、債務ゼロの状態で経営を開始した。佐世保市から固定資産税納付額に相当する再生支援交付金を10年間受け取る約束も結んだ[9]。2010年3月13日に西日本鉄道(西鉄)が出資に参加することを表明し、西鉄の他、九州電力九電工西部ガス九州旅客鉄道(JR九州)もハウステンボスに出資することを表明した。H.I.Sの傘下に入っての事業再建を始めて初の決算で、「開業以来初の営業黒字に転換しました」と公表した[3]

また、コスト削減や利用者増のため、2010年4月にハウステンボス敷地の南側1/3を切り離して、フリーゾーン(無料で入れる領域)とした。フリーゾーンとの境界には新たに「南門」を設けて、フリーゾーンには他企業の参入も許し[注釈 3]、ベンチャー企業による「英語専用店舗」などのユニークな施設も建設された。また、隣接して所有していたヨットハーバーである「ハウステンボスマリーナ」を2011年4月に手放し、長崎県に譲渡した。 なお、前述のフリーゾーンは2015年5月1日以降準有料化となっている。 ただし当日有効のハウステンボスの入場券を所持している場合とホテルヨーロッパ・フォレストヴィラ・ウォーターマークホテル長崎に宿泊している場合はフリーゾーンの入場料金は不要となる。 またフリーゾーンは2015年7月18日以降ハーバーゾーンに名称変更された[10]。 2015年にはオペレーティングロボットを採用する変なホテルをオープンさせ、科学技術に興味を持つ若者育成に力を入れている[要出典]。2019年10月1日からハーバーゾーンは花火開催時を除き入場無料化となる。

2018年12月3日、ハウステンボスは中国の投資会社復星集団から2割超の出資を受ける方針を表明。中国人観光客の受け入れ増なども視野に入れた提携話であったが、2019年2月に破談となっている[11]

2019年5月21日、代表取締役社長を坂口克彦へ交代。前任のカリスマ経営から組織経営の転換を目指し、入場料金の見直しなどを図る。2019年10月1日からはシニアや妊婦、幼児連れなどを対象とした新区分「おもいやりパスポート」を導入。

2022年9月30日、エイチ・アイ・エス(HIS)は子会社ハウステンボスの全株式を香港の投資会社PAGに666億6000万円で売却した [12]

沿革

施設

ドムトールン遠望

営業中のミュージアム・アトラクション等[編集]

ウェルカムゲート[編集]

  • テディベアキングダム
  • ジパング探偵倶楽部
  • カナルクルーザー(タワーシティ行き)

アドベンチャーパーク[編集]

  • 恐竜の森
  • シューティングスター
  • 天空の城
  • ザ・メイズ
  • どうぶつトロッコ
  • ふれあいどうぶつコーナー
  • 天空レールコースター 疾風

アトラクションタウン[編集]

  • ショコラ伯爵の館
  • VRワールド
    • VRラフティング
    • ウルトラ逆バンジー
  • VR-KING
  • バハムートディスコ
  • 探偵テンボスと謎じかけの王国
  • ホライゾンアドベンチャー・プラス
  • MUSE HALL(ミューズホール)(ハウステンボス歌劇団のホーム劇場)
  • スカイカルーセル
  • ファンタジーフォレスト(旧Kirara)
  • I.S.ラビリンス 光と音の迷宮
  • スーパートリックアート(2014年2月22日リニューアルオープン)
  • 恐竜ランド(旧キンダージム)
    • みんなの恐竜
    • 恐竜バスケット

光のファンタジアシティ[編集]

  • フラワーファンタジア
  • 海のファンタジア
  • 宇宙のファンタジア
  • アスレチックファンタジア
    • YOKERO
    • スカイフロア
  • カロヨンファンタジア
  • アートファンタジア

アートガーデン[編集]

  • 白い観覧車(2011年11月25日オープン)高さ48mで、冷暖房完備のゴンドラが32基設置。およそ11分で一周し、夜は約7万個のLEDが点灯する。総工費は約5億円。
  • ホースランド

白い観覧車

アムステルダムシティ[編集]

タワーシティ[編集]

  • ドムトールン - 高さ105m、ハウステンボス内で最も高い建築物。オランダ最古とされるドム教会鐘楼をモデルとしている。5階(地上80m)と4階(地上65m)に展望室がある。
  • カナルクルーザー(フラワーロード行き)

ハーバータウン[編集]

  • ポルセレインミュージアム
  • GO&GO!! SNIPER GAME
  • パレス ハウステンボス(ハウステンボス美術館)
  • ジュラシックアイランド

閉館したミュージアム・アトラクション[編集]

ウェルカムゲート[編集]

フラワーロード[編集]

  • ミュージアムモーレン

アトラクションタウン[編集]

  • ミステリアスエッシャー(旧:天星館/2015年1月18日クローズ)
  • SMTOWN HOLOGRAM CONCERT(旧:ミステリアスエッシャー)
  • a-nationホログラムシアター(旧:SMTOWN HOLOGRAM CONCERT/2017年1月22日クローズ)
  • キラリ館(旧:a-nationホログラムシアター/旧名称:涙箱)
  • Dライブシアター(旧:キラリ館)
  • ワンダーホイール(搭乗型移動支援ロボット Air WheelS3に搭乗できる他ドローンの操縦体験ができる)
  • 天星館
  • グランオデッセイ(旧:天星館)
  • VRの館(VRワールドにリニューアル)
  • 宇宙帆船館
  • フライト・オブ・ワンダー(旧:宇宙帆船館/2012年5月16日クローズ)
  • ONE PIECE ライドクルーズ 〜FOR THE NEW WORLD〜 in ハウステンボス(旧:フライトオブワンダー/宇宙帆船館/2回のリニューアルがあった)
  • ホライゾン・アドベンチャー(ホライゾンアドベンチャー・プラスにリニューアル)
  • ノアの劇場:エコロジア
  • 機動戦士ガンダムスペシャルシアター
  • お絵かき水族館
  • ロボットの館
    • バトルキング
  • チャイルドキングダム(キッズ・ファクトリーから移転/ミューズホール建設のため終了)
  • キンダージム
  • IFXシアター Kirara(2021年8月クローズ)

アートガーデン[編集]

  • ルフティ・バルーン
  • ドームシアター i-4
  • ドームシューティング360(2014年12月13日プレオープン/30日グランドオープン)
  • 光のバンジージャンプ(事故により2017年8月2日で営業中止)
  • クレイジーハンマーキング

光のファンタジアシティ[編集]

  • クリスタル・ドリーム - マイケル・ジャクソンが訪問した際、絶賛したので世界的に有名になった。(2009年6月30日クローズ)
  • MEGA3D 360°(旧クリスタルドリーム/システムプロ倒産のため閉館)
  • ザ・キャッスル・オブ・ザ・デッド
  • ダンジョン・オブ・ダークネス
  • 愛のホラーハウス(2014年11月15日オープン/日本の怪談屋敷横)
  • 柿右衛門ギャラリー
  • 監禁病棟(2013年7月13日オープン/2016年3月5日リニューアルオープン/フジテレビショップ跡地)
  • オルゴール・ファンタジア(2009年5月10日クローズ)
  • メロディ・イン・ザ・ダーク〜オルヘル・ハウス〜(旧:オルゴール・ファンタジア/2016年8月31日クローズ)
  • VRホラーハウス~少女の記憶~
  • カロヨンシンフォニカ(2009年5月10日クローズ)
  • ゴースト・ウエディング〜カロヨン・ミュージアム〜(旧:カロヨンシンフォニカ/2016年8月31日クローズ)
  • サモナーバトル
  • シーボルト出島蘭館
  • フォーチュン・チェーンバー(旧:シーボルト出島蘭館)
  • 日本の怪談屋敷
  • ナイトメア・ラボ(旧:フォーチュン・チェーンバー/2017年2月28日クローズ)
  • VR心霊百物語~廃病院~
  • アニメワールド(2009年6月30日クローズ)
  • コムタチン・コムタチン・ミュージアム(旧:アニメワールド)
  • スプーキーホール(旧:コムタチン・コムタチン・ミュージアム/2011年1月16日クローズ)
  • パンプキンハウス(旧:スプーキーホール)
  • デジタルホラーハウス サバイバー・フロム・ザ・ゾンビラボ(2012年4月28日オープン/5Dミラクルツアー2階)
  • 5D MIRACLE TOUR(旧:パンプキンハウス/2011年4月29日オープン)
  • アメージングジャーニーインフィニティ
  • 太鼓の達人 3Dプロジェクションマッピング

アムステルダムシティ[編集]

  • アクアリント(キッズ・ファクトリーに移行)
  • キッズ・ファクトリー
  • リンクファンタジア
  • カルーセル(スカイカルーセルオープンに伴い2022年12月21日クローズ)
  • DRAGON WORLD TOUR(2022年12月21日クローズ)

ハーバータウン[編集]

  • ホテルデンハーグ(2009年7月1日クローズ)
  • 大航海体験館(2008年6月30日クローズ/
  • 海上3Dシアター ボンボヤージュ(旧:大航海体験館)
  • HTBハーバーシネマズ(旧:海上3Dシアター ボンボヤージュ)
  • GHOST BLAST(旧:HTBハーバーシネマズ)
  • 龍馬伝館(2011年02月28日クローズ)
  • ザ・バーチャル
    • VRフォーミュラ
    • AIR TONE
    • 迫りくる愛のささやき
    • VR心霊物語~廃病院~(VRコンテンツ体験のみ)
    • HANZO
  • ゲームミュージアム
  • 咸臨丸(2003年売却)
  • デリーフデ号乗船体験
  • サウザンド・サニー号クルーズ(ラグーナテンボスで運行中⇒終了)
  • ミニメリー号にのろう

場外・パークワイド[編集]

  • チューリップホテル(場外)
  • モンスターレーダー
  • ハウステンボスARクエスト
  • リアルモンスターバトル
  • セグウェイツアー

オフィシャルホテル[編集]

ハウステンボス場内と場外に7つのオフィシャルホテルがある。オフィシャルホテル宿泊者専用パスポート[注釈 6]の購入などの特典が利用できる。ホテルでハウステンボス各種チケットを購入することもできる。

このうち、ハウステンボスグループやHISグループが運営する5つのホテルは、直営ホテルという扱いで「ハウステンボス5ホテル」と称されている[注釈 7]。オフィシャルホテルとしての特典の他、開園前の先行入場、ハウステンボス入場口近くの預かり所との間での手荷物配送、ハウステンボス入場口近くの宿泊者専用駐車場の無料利用などの特典を受けることができる(特典内容はホテルにより異なる)。

なお、状況により、ハウステンボス5ホテルを除く2つのホテルのみがオフィシャルホテルと称されることもある[注釈 8]

場内[編集]

ホテルヨーロッパ
客室数328。"ハウステンボス最上級ホテル"[29]と称される、ハウステンボスを代表するホテル。内海を持ち、専用のカナルクルーザーでホテルに入ることができる。運営はハウステンボス株式会社[注釈 9]。ハウステンボス5ホテルズ。
ホテルアムステルダム
客室数202。パークのほぼ中心に位置し、2つの内部庭園をもつ。運営はハウステンボス株式会社[注釈 9]。ハウステンボス5ホテルズ。
ハウステンボスのテーマパークゾーン内にあるため、宿泊の際にはハウステンボスのパスポートが必ず必要であるが、宿泊者はハウステンボスの開園時間外も含め、基本的に時間制限なくパーク内に入ることができる。
フォレストヴィラ
コテージ105戸。森の中の湖畔にある雰囲気を持たせている。犬と宿泊可能なドックヴィラを併設。運営はハウステンボス株式会社[注釈 9]。ハウステンボス5ホテルズ。
ウォーターマークホテル長崎・ハウステンボス
客室数228。ハウステンボスのハーバーゾーンに位置するオーシャンフロントホテル。運営は株式会社ウォーターマークホテル長崎(ハウステンボスグループ[30])。ハウステンボス5ホテルズ。
設立時は「ホテル デンハーグ」として開業し、2009年7月に休館。2011年7月に現名称に改称し、再開。再開後の一時期、"英語公用語ホテル"と称し、ホテル内での案内等は原則として英語で行われていたことがある。

場内ホテル宿泊者(ウォーターマークホテル長崎含む)は入国口、マリンターミナルの場内ホテル手荷物預かり所で荷物を預け各ホテルまで届けてもらうことができる。 但しマリンターミナルの場内ホテル手荷物預かり所はウォーターマークホテル長崎は対象外

場外[編集]

 
変なホテル ハウステンボス
客室数144。ハウステンボス出国棟より外周を西へ徒歩10分程度。運営はハウステンボス株式会社。ハウステンボス5ホテルズ。
東京大学生産技術研究所鹿島建設などと共同で開発した「スマートホテル」構想に基づくローコストホテル[31]として開業し、接客を含む運営の多くをロボットに任せるなどの特徴を持っていた[32]。現在はロボットの比重は下げつつも、エンターテイメント性の高いホテルとして運営されている。「変なホテル」として、2015年7月17日第一期開業。その後HISグループが、同様のコンセプトのホテルを変なホテルブランドで展開するにあたり、現名称に改称。
ホテルオークラJRハウステンボス
客室数320。ハウステンボス入国棟東側に隣接し、専用ハーバーからカナルクルーザーで入出国できる。JR沿線から見える一番手前の建物。天然温泉琴乃湯」がある。オークラホテルズ&リゾーツ系列。運営はJR九州ハウステンボスホテル株式会社(JR九州グループ)で、JR九州グループホテル/JRホテルグループでもある。
1995年6月に全日空ホテルズのフランチャイズにより「ハウステンボスジェイアール全日空ホテル」として開業、2012年3月末でIHG・ANA・ホテルズ(以前の全日空ホテルズ)とのフランチャイズ契約が期間満了。2012年4月1日にオークラホテルズ&リゾーツに加盟し、現名称に改称[33]
ホテル日航ハウステンボス
客室数388。ハウステンボス出国棟西側に隣接し、専用ゲートより再入国できる。ニッコー・ホテルズ・インターナショナル系列。運営はナバ開発株式会社(長崎バスグループ)で、長崎バスホテルズ[34]でもある。

その他施設[編集]

迎賓館
客室数8。オランダ王室等のVIP宿泊用に設けられたホテルヨーロッパの別館。

ワッセナー

ワッセナー
ハウステンボスの西側に位置する、分譲住宅街。すべての住宅が運河に面しており、多くの住宅には個別の桟橋も設けられている。一戸建ての他、共同住宅(マンション)もある。
テーマパークゾーン、ハーバーゾーンのいずれにも含まれず、ゲーテッドコミュニティとなっているため、ワッセナーの区画全体に居住者および関係者以外は立ち入ることができない。
ハウステンボスマリーナ、ハウステンボスハーバー
ハウステンボスの北西に位置する、公共マリーナ。ハウステンボス開業当初からハウステンボス運営のマリーナであったが、2011年4月に長崎県に譲渡された。
現在は長崎県の施設として、指定管理者制度により2019年4月からは株式会社ユニマットプレシャス(ユニマットグループ)が運営している。一般には「ハウステンボスマリーナ&ハーバー」という名称で案内されている。