「まさに、”多産”」---タサン志麻さん、
”シマ がなくてもーーーー????”
「いつ、3人のお子様を???」
理想の大和撫子!
素晴らしい写真です
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家族は夫と3人の子ども。
2021年には第13回ベストマザー賞(特別部門)を受賞した
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タサン志麻さんの毎日の食卓。家族間で大切にしているシンプルなルールとは
フレンチのシェフから家政婦に転身し、その気軽でおいしいレシピが大人気のタサン志麻さん。
自身のパーソナルマガジン『à table SHIMA vol.03 冬号』に加えて、新刊『志麻さんのベストおかず 料理のきほん編』も大好評発売中。そんな志麻さんのインタビュー第2弾! 今回は、子育てや夫との関係で大切にしていることについてお話を伺いました。
タサン志麻さんインタビュー。子育てや夫との関係で大切にしていること
パーソナルマガジン『à table SHIMA vol.03 冬号』では、レシピのみならず、志麻さんの食への思い入れや料理のエピソード、そして家族との向き合い方も伺い知れる内容になっています。志麻さんのお宅では、どんな風に家族5人の食事時間を楽しんでいるのでしょうか。 「パーソナルマガジンで紹介しているレシピを中心に、わが家では和・洋・中となんでもつくっています。そして食卓には大きな料理を、そのまま大皿や鍋でどーんと出していますね。盛りつけの時間が省けるだけ、家族全員で食卓を囲む時間が長くなると思うんです」 ――3人の小さいお子さんたちには、食事の際にどのような声をかけていますか? 「『自分の食べられる量だけとって食べなさい』と言っています。もちろん彼らにも好き嫌いはあるので、『あー、これが入っている!!』なんて言われる日もありますよ(笑)。ですが、最低でも一口は食べるのが、わが家の食卓のルール。食べてみると、嫌いだと思い込んでいた食材が、レシピ次第ではおいしく感じられることもあるようで、いつの間にか、苦手だった食材が好きになっていったりもして。 こうして鍋や大皿から、子どもたちが各自で料理を取り分けて食べるスタイルは、大人が量を決めて盛りつけるよりも、『今日はどんな料理なの?』『何をどれだけ食べようかな?』と、ワクワクした気持ちになれるし、料理に興味が湧くようです。彼ら自身の自主性が芽生え、なによりも、その瞬間に食べるものに家族全員が集中するので、話題も盛り上がります」
●子育てで大事にしているのは「自主性を育む」こと
――食卓を囲む時間を含めて、志麻さんが子育てをする上で大切にしているのは、子どもたちの自主性を育むことなのだとか。 「3人いれば、それぞれの性格や主張があります。まずは彼らの意見に耳を傾けるのを大事にしていますね。たとえば『ブロッコリーを食べたくない!』という子がいたら、頭ごなしに食べなさい、とは言わないようにしているんです。 まずは『どうしたの?』と。そのときに食べたくない気持ちを聞き、『明日は食べられる』という意見に賛同できるならば尊重します。とは言え、綺麗ごとではすまされないのが育児の現場。日々の生活のなかでは、取っ組み合いの兄弟ゲンカだってしょっちゅう起こっていますよ。むしろ、多いほうかもしれません(苦笑)」 ――そんなとき、タサン家ではフランス流のこんな躾をするのだそう。 「オコワン(角)というフランス語があるのですが、それはわが家では、子どもたちがケンカをしすぎた証拠。部屋の角っこに立って反省しなさい! という親からの注意と反省のサインです。たとえば男の子たち同士で取っ組み合いのケンカが始まったとしたら、最初にしかけた子どもに『オコワン!』というと、その子は部屋の壁に向かって立ち、しばらくじっとしています。でも最近ではこのルールに慣れてしまって、オコワンをしている間に、壁に向かって話しかけ出す子もいるんですけれどもね(笑)。 そうして親の目から見て、子どもが少し冷静になったなと思ったら、『さっきはどうしてケンカになったの?』『あなたはどうして、彼に取っ組み合いのケンカをしかけたの?』と、意見を聞いています。そのうえで納得できる部分は『なるほど、そうだったのね~』と。ケンカではどちらかが一方的に悪いことはないと思うので。でも、暴力は絶対にダメなことよと、叱る部分はきちっと伝える。 それからうちでは、お兄ちゃんだから、弟だから、という属性での褒め方や怒り方もしていません。何年か早く生まれたから偉いとか、最後に生まれた末っ子だからわがまま放題でいい、みたいなことはないと思うので。どんな場面でも、子どもたちと話すときは、一人の人間対人間として対話をするように意識しています」
●夫との関係は、「わかり合えなくていい。理解し合う」を忘れずに
それは、子育てだけではなく「夫・ロマンさんとのパートナーシップでも同じ」と、語る志麻さん。 「食事中も、それ以外の時間でも、彼とはとにかく会話でのコミュニケーションを重視しています。それもどちらかが一方的に話すのではなく、お互いが思ったことを話し合い、聞き合うこと。その根底には『自分と相手は違う』『だかからこそ相手の意見も聞き、2人で折り合う部分を見つけたい』という考え方があります。 これはフランス式のパートナーシップのつくり方なのかもしれませんね。夫の実家へ行くと、義両親がまさにそうなんです。さっきまで一緒に仲良く笑い合っていたかと思うと、突然激しい口論になり、その後、また笑い合ったりしているので(笑)。 それにどちらかがどちらかを説得するような形で解決をしなくたっていいんです。育った場所も、食べてきたものも違う者同士が、無理に一緒の気持ちになるなんて、気持ちが悪いでしょう? 私たち夫婦も意見交換をしながら『ああ、あなたはそういう考え方なのね』『私はそう思わないけれどもあなたの意見はわかった』と。お互いの違いを認め合い、ときには楽しみつつ、理解を深めて2人だけの関係性をつくるように努力しています」 発売中の『志麻さんのベストおかず 料理のきほん編』では、「これだけは覚えておいてほしい」という志麻流“おいしい”をつくる20のルールを、レシピと一緒に丁寧に紹介。 『à table SHIMA vol.03 冬号』では、タサン家のごちそうレシピをたっぷり掲載しています。冬を楽しむ特集が盛りだくさん。ぜひどちらもチェックしてみてくださいね。
ESSEonline編集部
タサン志麻さんが自宅で愛用する調理道具。フライパンと鍋は5個だけ
ESSE編集部
タサン志麻さんが自宅で愛用する調理道具。フライパンと鍋は5個だけ | ESSEonline(エッセ オンライン) (esse-online.jp)
愛用しているのは、取っ手がとれる「ティファール」基本の4個セットに、直径27cmの深型鍋をプラス。「毎日使うから、軽くて洗いやすいのがいちばん。入れ子なので収納場所をとらないのも◎」
●ボウルは深めのものが使いやすい
ボウルはサイズ違いで3つ。
「フランスでは、カフェオレボウルでさっと卵を混ぜたりするんです。食器も調理道具のひとつという感じ」
愛用は「コンテ」のボウル。深さがあって混ぜやすく、スマートなフォルムが省スペース。
●スライサーと泡立て器は持っていると便利
おすすめは「貝印SELECT100」のスライサー。「さらに、泡立て器があるとお菓子づくりのハードルがぐっと下がります。ちなみに私は、ホワイトソースも、木ベラでなく泡立て器を使います