エーザイのアルツハイマー治療薬、米FDAが迅速承認

 

読売新聞オンライン

エーザイ本社

 

 

 【ワシントン=冨山優介】

 

米食品医薬品局(FDA)は6日、日本の製薬大手エーザイと米製薬企業バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」を迅速承認したと発表した。病気の初期段階で原因とみられる物質を脳内から取り除き、認知機能の低下の長期的な抑制を狙う薬だ。エーザイは日本と欧州でも3月までに承認申請する方針を表明している。 

 

【写真】米国で迅速承認されたアルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」

 

 

 

 

 アルツハイマー病は、脳内に異常なたんぱく質「アミロイドβ(ベータ)(Aβ)」が蓄積することで神経細胞が傷つき、記憶力や判断力などが低下すると考えられている。従来の認知症薬は症状の一時的な改善を図るものだが、レカネマブは脳内のAβを除去することで病気の進行を長期的に遅らせる効果が見込まれている

 

 

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