中国アント、創業者の馬氏が経営権放棄へ 株式保有を調整

ロイター

中国電子商取引大手アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループは7日、創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が経営権を手放すと発表した。2019年撮影。(2023年 ロイター/Charles Platiau/File Photo)

 

 

 

 

 

[上海 7日 ロイター] - 

 

中国電子商取引大手アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループは7日、創業者の馬雲ジャック・マー)氏が経営権を手放すと発表した。株主が一連の株式保有調整の実施で合意し、同氏が議決権の大部分を放棄することになったという。 馬氏はこれまで議決権の50%以上を保有していたが、ロイターの算出によると、今回の変更で6.2%に低下する。 アントが2020年に提出した新規株式公開(IPO)の目論見書によると、馬氏は同社の株式を10%しか保有していないものの、関連企業を通じてアントの支配権を握ってきた。 アントは、馬氏と9人の主要株主が議決権行使の際に協調せず、単独で投票することに同意したと明らかにした。 また、5人目の社外取締役を任命する方針も発表。同社の取締役は現在8人だが、これによって社外取締役が過半数となる。 同社は「この結果、直接もしくは間接的な株主が単独または共同でアント・グループの支配権を握る状況はもはやなくなる」とした

 

 

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