ザポリージャ原発にロシア軍が多連装砲配備か 先月には撤退情報も

 

 

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ウクライナ中南部ザポリージャ州で2022年8月4日、ザポリージャ原発付近の警備にあたるロシア国旗を着けた兵士=ロイター

 

 

 

 

 ロシア軍が占拠を続けるウクライナ中南部ザポリージャ原発をめぐり、ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは8日、ロシア軍が新たに数台の多連装ロケット砲を持ち込んだとSNSに投稿した。同原発から、ドニプロ川を挟んで向かい合う対岸のドニプロペトロウスク州ニコポリなどウクライナ支配下の都市を砲撃する狙いとみられるとしている。 

 

 

 

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同社は、多連装ロケット砲が7日に持ち込まれ、6号機原子炉近くの使用済み核燃料貯蔵庫の隣に設置されたとしている。同原発をめぐっては、同社トップのペトロ・コティン氏が11月下旬、ロシア兵が撤退の準備を始めている可能性を示す情報があると地元メディアに語った。ロシア外務省は今月5日、撤退を否定していた。  ウクライナ軍参謀本部の8日夕の戦況報告によると、ロシア軍は東部ドネツク州バフムートやアウディイウカ方面で攻勢に出ている。周辺の約30の居住区で迫撃砲などによる砲撃があったという。(喜田尚、キーウ=根本晃)

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