金正恩氏の娘、ミサイル発射現場に同行 長女か、初の公式の場
ミサイルの前を歩く北朝鮮の金正恩総書記(手前右)。手をつないでいる少女が娘=朝鮮中央通信が2022年11月19日に配信・ロイター
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は19日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射を現地指導した際、李雪主夫人と共に娘も同行したと報じた。
金氏にはこれまでも娘がいるとみられてきたが、公式に存在が明らかにされるのは初めて。名前は言及されていない。同通信は金氏と白いダウンコート姿の娘が手をつないで、ミサイルのそばを歩く写真も公開した。 北朝鮮では建国の父、故金日成(キムイルソン)主席から3代世襲が続いていて、金正恩氏の娘は金日成氏の直系を示す「白頭山の血統」の4代目となる。 韓国メディアなどによると、金正恩氏と李氏は2009年に結婚。10年に第1子、13年に第2子、17年に第3子をもうけたとされていた。公開された写真では、娘の身長は金正恩氏の首あたりまであり、長女の可能性がある。
【ソウル渋江千春