東大が女性教員300人採用計画、異例規模で5年後に比率25%に引き上げ
東京大学が、今年度からの6年間で、女性の教授や准教授約300人を新たに採用する方針を固めたことがわかった。教員の女性比率を引き上げるのが目的だが、女性教員の大量採用計画は異例で、他大学の採用にも影響を及ぼしそうだ。
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関係者によると、女性の教授141人、准教授165人を採用するという。東大には現在、講師や助教らを含め約5000人の教員がいる。女性比率は16%と低く、講師や助教の女性採用も増やし、2027年度までに25%に引き上げる計画だ。東大本部は、人事権を持つ各学部に採用計画の策定を求めている。
経済協力開発機構(OECD)加盟国で、20年の高等教育機関における教員の女性比率は平均45%だった。
東大は昨年公表した行動計画で「多様性と包摂性」をキーワードに、学生の30%以上(現在は学部生で20%)、教員の25%以上を女性とする目標を掲げた
東大が女性教員300人採用計画、異例規模で5年後に比率25%に引き上げ(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース