いま注目すべき東京発ブランドは?ジェンダーフリーやSDGsがテーマに【楽天ファッション・ウィーク】

2022.9.16 / marie claire

オートクチュールやパリ、ミラノコレクションの取材を続けているファッションディレクターの萩原輝美による最新コレクションレポート。今回は、8月29日(月)~9月3日(土)の期間に渋谷ヒカリエ、表参道ヒルズを中心に行われた楽天ファッション・ウィーク東京で発表されたコレクションからベスト3をピックアップ!

 

 

 

「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 S/S」と題して東京で49ブランドのコレクションが発表されました。デジタルで発表された22ブランドを越えて、1週間に27ブランドがショー形式で発表するというフィジカルな現場が戻ってきました。

AYÂME(アヤーム)

©JFWO/INFAS.com/(AYÂME)

「アヤーム」の竹島綾はパリでシャネル傘下の「メゾンルマリエ」や「コシェ」でデザイナーとして経験を積んで独立。今回デビューショーを発表しました。レースやフィルクッペなど透け感や凹凸感のある生地をミックスし、クチュール感覚とストリートをミックスした軽やかなIラインドレスを並べました。

WATARU TOMINAGA(ワタル トミナガ)

デザイナー富永航による「ワタルトミナガ」は、花や動物プリントのシャツやパンツにストライプニットを重ねるなどポップでカラフルな作品を披露しました。かぎ針ニットやフリンジなどフォークロリックな要素もセンス良くまとめ「服の楽しさ」を感じさせてくれたコレクション

 

 

support surface(サポートサーフェス)

カッティングにこだわった服作りを続けているサポートサーフェスは、デザイナーの研壁宣男がボディと服の距離感を美しいシルエットで表現しました。シェイプしたブラウスの後ろ身頃はドレープがゆったりと流れ、ウエストを絞ったドレスはアシンメトリーのフレアが揺れ、キャリアに裏付けられた手技が光ります。

以前はデザイン学校を卒業してすぐ参加するデザイナーが多かったのですが、今シーズンはキャリアを積んでクリエーションとビジネスのバランスがとれたデザイナーが多いのが特徴です。全体の傾向としては、“ジェンダーフリー”と“SDGs”を意識したコレクションが目立ちました

 

 

 

 

 

Marie Claire

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