ウクライナ大統領「ロシアの標的はエネルギー施設」 ミサイル75発か

AFP=時事

ウクライナの首都キーウで、ロシア軍の攻撃により破壊された高層ビル(2022年10月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

 

【AFP=時事】

 

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、10日朝のロシアによるミサイル攻撃について、エネルギーインフラ設備を標的としたものだったとの見方を示した。イラン製の無人機を用いた攻撃もあったとしている。

 

 

  【写真】攻撃を受け破壊されたキーウ市内の高層ビル、立ち上る爆発の煙  

 

 

 

ゼレンスキー氏は、国内の複数の都市で相次いだ空爆を受け、動画演説をソーシャルメディアで公開。「困難な朝だ。われわれはテロリストを相手にしている。何十発ものミサイルとイラン製シャヘド(Shahed)だ。標的は二つ。まず、全国のエネルギー施設…パニックと混乱を引き起こし、わが国のエネルギーシステムを破壊しようとしている」「二つ目の標的は、国民だ」と述べた。  今回の一連の空爆について、ウクライナ軍のワレリー・ザルジニー(Valeriy Zaluzhny)総司令官は、「テロ国家ロシア」が少なくとも75発のミサイルをウクライナ首都キーウと南部および西部の複数の都市に向けて発射したと発表。「うち41発は、わが国の防空部隊が撃墜した」と明らかにした。  西部リビウ(Lviv)の市長によると、市内では一部で停電が発生し、温水が利用できなくなっている。これより先に、リビウ州のマクシム・コジツキー(Maxim Kozytski)知事は、州内のエネルギーインフラ設備が攻撃を受けたとテレグラム(Telegram)で発表していた。

 

 

【翻訳編集】 AFPBB News

 

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