オミクロン株対応ワクチンの接種始まる 医療機関「ピーク予想される年末年始前に打つ方がよい」
メ~テレ(名古屋テレビ)
新型コロナのオミクロン株に対応したワクチンの接種が、26日から名古屋市内の医療機関で始まりました。現場からは、この新たなワクチンでの感染拡大防止を期待する声が上がり、早めの接種を呼び掛けています。 「ちょっとチクっとしますね、1・2の3」 26日から名古屋市内の医療機関で始まったオミクロン株対応ワクチンの接種。 その1つが、名古屋市中区の「ひだまりこころクリニック・サンシャインサカエ院」です。 名古屋市内では、ファイザー社製を約1100の医療機関で、モデルナ社製を約800の医療機関で扱い、基本的に電話やインターネットでの事前予約が必要です。 オミクロン株対応のワクチン接種は、2回目まで終了した12歳以上のすべての人が対象ですが、前回の接種から5カ月の間隔が必要となります。 「ひだまりこころクリニック」では、26日は40人ほどが接種を予約しているといいます。 「良かったです(オミクロン株に)対応していて。感染力が強いと言われていたから、やっぱり出かけたいけど出掛けるのはやめていたが、これから少しくらい出掛けてもいいかなと」(4回目を接種した70代女性) 「たまたま予約とれたのがきょうだったので。(ワクチンが)新しいので不安も少しありますが、予防効果が高いということで期待しています」(3回目を接種した20代女性)
海外では中和抗体の量が従来ワクチンに比べ増えたとの報告
オミクロン株対応ワクチンは、これまでの従来の株と、オミクロン株の「BA.1」に対応した成分を混ぜたものです。 海外では「BA.1」に反応して感染を防ぐ、中和抗体の量が、従来のワクチンに比べて、ファイザー社製で約1.56倍、モデルナ社製で約1.75倍増えたと報告されています。 「いままでのワクチンに比べてオミクロン株の抗原も入っていますので、発症予防、感染予防、そして重症予防が期待できます」(ひだまりこころクリニック 野村紀夫 理事長) 終わりが見えない新型コロナ。野村理事長は次に訪れるピークに備え、接種を呼びかけます。 「3回目・4回目を打っていない方も、3回目・4回目の接種券がそのまま使えます。またピークが年末年始に予想されてます。ですのでピークが来る前に打たれると感染予防になるので、打つなら今打つほうがいいと思います。できればみなさん打っていただいて感染ピークを抑えていきましょう」(ひだまりこころクリニック 野村紀夫 理事長) また、9月27日から10月7日までは、栄の中区役所ホールに設置した大規模接種会場で、1日あたり840人の予約枠を設けて接種を行います。
(9月26日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より
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