ロシア人ビザ発給制限で合意 優遇措置を凍結 EU外相
31日、プラハで記者会見する欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)(EPA時事)
【ブリュッセル時事】
欧州連合(EU)は31日、チェコの首都プラハで2日目の外相会議を開き、ロシア人に対する観光ビザ発給を事実上制限することで合意した。
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ロシアによるウクライナ侵攻を受けた措置。 会議終了後に記者会見したEUのボレル外交安全保障上級代表(外相)は、ロシア人のEU加盟国への渡航が「安全保障上のリスクになっている」と指摘。2007年にロシアと結んだビザ申請に関する協定の全面停止で一致したと明らかにした。 ボレル氏は、協定に基づくビザ取得の優遇措置を凍結することで、ロシア人の取得手続きはより困難になるとし、「新たに発給されるビザは大幅に減少するだろう」と強調した。 EU各国はこのほか、ロシアがウクライナ国内の占領地で発給したパスポートを認めないことなどでも合意した
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