お互い様
とか、
いや、持ちつ持たれつ、
だとか、
は、つまらないのですが、
得している、
彼らを、TV画面で、大いに、盛り上げさせてあげている、
という、有吉以外のタレント/芸人/ユ名でない芸人たち、
は、
有吉のおかげで、
(要は、有吉が得するより、何倍も、十倍も、いやそれ以上の時も)
特に、若手、新人、芸人たちは、
チャンスを与えられ、
しかも、つまらなくても、
有吉が、「本当に、上手く、処理をしてくれます」
ここ5年、6年くらいの、(特にですが)
新人芸人、二流芸人、たちに、仕事を増やさせた、要因の一つは、
彼らの努力のみならず、かれらの所属事務所も、頑張ったでしょうが、
有吉の、彼らに対する、”盛り上げ”、
知名度を上げること、
仕事を増やさせてあげた、
ことには、
「天文学的な数字と言えます」。
25年位前の、さんまさんが、ピークの時は、
勿論それなりに素晴らしいですが、
あくまでも、自分個人を――――が、中心です。
1) 有吉は、”100%・MC”に徹し、
2) 番組のみんなから、”楽しさ、面白さ”を、引きださせ、
3) しかも、番組全体を、面白くし、
結局、視聴率をあげさせます。
4) そして、すごいのは、
もう、かれこれ、彼が、全てのTV局をも含めて、
お茶の間に、あちこちらで、お目にかけても、
いまだに、「飽きない、』「もうそろそろ、「飽きてきた」で反く、いまだに、常に、新鮮で、
飽きられることがありません――――要は、出しゃばらないからで、
ゲスト全員を、盛り上げているからです。
これだけ、今後、20~40年は、
有吉を超える芸人司会者(MC)は、出現しないでしょう。
もし出るとしたら、
”超・ミニ・さんまさん”くらいの、方向性で、
自分だけを、訴えかける芸人は、
(もちろん、モンスターでなく、超・ミニの格)
少しは、出現の可能性はあるでしょうが、
有吉のような、全方位型、芸人全体をも持ち上げる、
総合型の、
凄いMCは、出現不可能です。
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有吉弘行が冠番組全局制覇の偉業を達成へ!「令和のテレビ王」に上り詰めた理由〈dot.〉
有吉弘行が出演する
テレビ朝日の深夜番組『有吉クイズ』が、10月からゴールデンタイムに昇格することになった。
有吉は各局で冠番組を持っており、
その大半が視聴者の多いゴールデンタイム(19~22時)や
プライムタイム(19~23時)に放送されている。
『有吉クイズ』がゴールデンに昇格すると、
彼はNHKと民放キー局(日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京)の
すべてで
ゴールデン・プライムタイムに冠番組
を持つことになる。
この「全局制覇」はテレビ史上初の快挙となる。
萩本欽一、ビートたけし、明石家さんま、ダウンタウンをはじめとして、
これまでのテレビ界には数多くの「天下人」が存在していたが、
ゴールデン・プライム全局制覇を成し遂げた人はいない。
毒舌キャラで再ブレークを果たし、
バラエティの世界で暴れ回っていた有吉が、
ここまでの存在になるとはほとんどの人が想像もしていなかったのではないか。
よく知られているように、有吉は猿岩石というコンビとして『進め!電波少年』のユーラシア大陸横断ヒッチハイク企画に挑み、それをきっかけに一度目のブレークを果たした。
長い旅から帰国した猿岩石は国民的なスターになり、『猿岩石日記』という旅行記や『白い雲のように』という楽曲が大ヒットを記録した。
しかし、熱狂的なブームは徐々に収まり、有吉は坂道を転げ落ちるように仕事を失っていった。
仕事ゼロ、
収入ゼロ
の絶望的な日々が7~8年続き、
生活費で貯金はどんどんすり減っていった。
家に一日中引きこもっている有吉が唯一やっていたのが、
テレビを見ることだった。
ぼーっとテレビを眺めながら、延々と悪態をついていた。
そんな有吉は2007年頃に「毒舌キャラ」として再ブレークを果たし、
バラエティの世界でじわじわと露出を増やしていった。
彼の強みは、場の状況を読み切る的確な判断力である。
バラエティに出ているとき、有吉はほかのどのタレントよりも視聴者に近い目線に立っている
「こういうことが起こったら面白いのに」「こういうことをズバッと言ってくれる人がいればいいのに」といった視聴者の下世話な願望に見事に応えてくれる。彼が人気者になった最大の理由はこの点にある。 有吉にそれができるのは、前述の通り、一度目のブレーク後に仕事がなくて家に引きこもり、ただテレビを見続ける毎日を過ごしたからだろう。日常でさまざまな不満や不安を抱えながら、ぼんやりとテレビを眺めているわがままで移り気な視聴者の心理を、彼は誰よりも知り尽くしている。 有吉は毒舌キャラではあるが、無理に誰かを悪く言おうとしているわけではない。彼は常にテレビを見ている側の目線に立ち、彼らにとって深く刺さる言葉を選んでいるにすぎない。 ただ他人を悪く言ってもそこに笑いは生まれない。批評性のある毒でなければ意味がない。人の心を揺さぶるにはどういう斬り込み方をすればいいのか、ということを的確につかんでいるのだ。 テレビに出ることを生業としているタレントにとって、テレビ番組に出るという体験は、その一回一回が人生が懸かった大勝負である。しかし、一介の視聴者にはそんなことは全く関係がない。テレビを見る人にとって、テレビの中で起こっていることは、自分の部屋のリビングの片隅に置かれているテレビモニターの枠の中だけで完結している、ささいな日常の一部でしかない。 だからこそ、普通の視聴者はテレビを見ていて面白くなければ「面白くない」と言うし、テレビであまり見なくなった人は「消えた」と思うし、消えた人がまた出ていれば「消えたのにまた出ている」と感じる。そこには一切の配慮も気遣いもない。視聴者とは本来、そのぐらい冷淡で残酷なものだ。 有吉が持っているのは、その「普通」の感覚である。日常で楽しいことが何もなく、夢も希望もない日々の中で、表面上はやたらとキラキラしたテレビの世界を恨めしそうに眺めている一般人の目線。それが有吉の目線なのだ。いわば、有吉は自身が芸能界の中にいながら、芸能界を外から、いや、下から見ている。いつでもそのポジションに立てることが彼の強みだ
テレビタレントとしての有吉のもう1つの特徴は、自分から何かを発信するタイプの芸人ではない、ということだ。 有吉には思想的なバックボーンが何もないし、世の中に伝えたいことがない。そもそも自分から動いたり何かを発したりすることに異常な警戒心を持っている。猿岩石を解散してピン芸人になってからも、ネタを作ったりライブを主催したりするような主体的な活動は一切していない。 萩本、たけし、さんま、ダウンタウンといった過去の「天下人」に比べると、有吉は仕事の中で自分の個性を強く出すタイプではない。しかし、番組ごとに与えられた役目を正確に把握し、その中でよく笑い、楽しげな姿を見せる。その点にかけては天才的である。 有吉はいつでも他人の言動を糸口にして、そこから笑いを生み出していく。いわば、相手の力を利用する合気道のような芸だ。有吉自らが相手に技を仕掛けることはない。 彼が常に意識しているのは、テレビのスタッフが何を求めているのかということだ。それに対応して自分のスタンスを決めて、本番に臨む。前人未到の全局制覇を成し遂げようとしている「令和のテレビ王」有吉は、スタッフと視聴者からのニーズに応える職人気質のテレビ芸人なのだ。(お笑い評論家・ラリー遠田
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