大阪の高級タワマンが別の施設と一体化して販売好調、何と合体した？
三上 美絵ライター
（資料：東京建物）
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大阪・堂島に、高級タワーマンションとある施設が合体した巨大複合ビルが誕生します。2020年8月に着工しており、24年に竣工する予定です。
計画地は、大阪市北区堂島2丁目にある「電通大阪ビル」の跡地です。JR大阪駅まで徒歩9分という立地で、交通の便は良好。敷地面積は約4828m2、延べ面積は約8万2500m2と、関西圏で注目の大規模再開発になります。
建物は地下1階・地上49階建て。上の画像は建物の上部イメージです。住戸は分譲で高額ですが、販売は好調です。
総戸数463戸（募集対象外住戸53戸を含む）のうち、21年11月に売り出した第1期、185戸は全戸に申し込みがありました。185戸の平均価格が約1億5390万円の「億ション」にもかかわらず、申込数の平均倍率は4.6倍、一番人気の住戸は37倍になりました。
この高級タワマンは、どんな施設と一体化したことで人気を呼んでいるのでしょうか
高級ホテル
（写真：東京建物）
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大阪・堂島で開発が進んでいるのは、高級マンションとラグジュアリーホテルが同居する超高層の複合タワー「ONE DOJIMA PROJECT」です。東京建物とシンガポールの不動産会社Hotel Properties Limited（HPL）の共同事業になります。
複合施設には、東京建物の分譲住宅シリーズ「Brillia（ブリリア）」と、カナダに本社を置くFour Seasons Hotels ＆ Resorts（以下フォーシーズンズホテル）が入居します。1棟に分譲マンションとフォーシーズンズホテルが入る組み合わせは、日本では初めてです。
建物は、高さが約195mの巨大タワーになる見込みです。地上1～27階および38～49階が住宅フロア、地上1～2階および28～37階がホテルフロアになります。上の写真は建物の模型です。
22年6月時点で、建物の躯体（くたい）や外装は、地上28階付近、高さが約100mのところまで建設が進んでいます。全体の半分ほどですが、既に見上げる高さです。設計は日建設計、施工は竹中工務店が手掛けています。
（写真：東京建物）
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日建設計チーフデザインオフィサーの大谷弘明常務執行役員はタワーのデザインについて、住宅とホテルの一体感を重視。「建物のどこからがマンションで、どこからがホテルなのか分からないような外観デザインにこだわった」と話します。建物全体は「帆」をイメージした形状をしています。
分譲マンション「Brillia Tower 堂島（ブリリアタワー堂島）」は高級分譲ながら、供給開始のたびに申し込みが殺到する状態です。東京建物関西住宅事業部住宅営業グループの加覧憲一課長は、「当社として異例の人気を示す売れ方をしている」と明かします。
好調の理由は「希少性」だと、加覧課長は言います。ホテルとタワマンの組み合わせは珍しく、まして相手がラグジュアリーホテルの代表格であるフォーシーズンズホテルということで、購入希望者の期待が高まっているようです。
Brillia Tower 堂島の入居は、24年5月に始まる予定です。
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写真で見る「Brillia Tower 堂島」のモデルルーム
（写真：日経クロステック）
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（写真：日経クロステック）
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（写真：日経クロステック
Q．大阪の高級タワマンが別の施設と一体化して販売好調、何と合体した？（3ページ目） | 日経クロステック（xTECH） (nikkei.com)
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