全米でサル痘のクラスター、パーティーなどで感染急拡大
(CNN)
米各地で
音楽フェスティバルや
プールパーティー、
温浴施設などを通じ、
感染が多発している地域では、保健当局がワクチンの供給を増やすよう求めている。 全米の自治体の保健機関でつくる団体のロリ・フリーマン代表はCNNの取材に対し、
大規模なダンスパーティーや
プールパーティーなどが
感染拡大の温床になり得ると指摘した。
例えば
プライド月間では
大型イベントが開催されて
大勢の匿名パートナーと接触し、
どこでどうやって感染したのかさえ把握できずに
保健当局が手一杯になったところもあるという。
ワクチンについては
「今現在は手持ちの分量でやりくりしなければならない段階にあり、リスクの高い新規の症例に重点を置いている」と説明。
「まだ予防ではなく、症例数の確認に集中している」とした。
米国でサル痘と確認された症例や感染が疑われる症例は、
今月11日~16日の1週間で866例から1814例へと倍以上に増えた。
米疾病対策センター(CDC)の最新統計によると、
これまでに報告された感染あるいは感染の疑いのある症例は2000例を超えている。
サル痘は性感染症ではないものの、
皮膚と皮膚の接触を通じて感染する。
今回の流行ではほとんどが、
男性同士の性的接触を通じて感染が広がっている。
CDCの推計によると、
米国では男性と性的関係をもっている男性150万人以上がサル痘のワクチン接種対象となる。
米保健福祉省によれば、
2回の接種が必要なサル痘のワクチンは、
19日の時点で19万回以上分が国家備蓄から放出されている。
しかし一部の自治体は需要に対応しきれないと訴えている
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