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- iBASSO AUDIO DX320
- 価格:¥OPEN(予想実売価格 : 税込220,000円前後)
- 発売日:2022年6月29日
2021年1月に発売した「DX300」をベースとして様々な独自技術を引き継ぎつつ、DACチップ構成やそれに伴うオーディオ回路を刷新した新フラグシップモデル。
DACチップには、
ローム社のオーディオ用ICシリーズ「MUS-IC」
のフラグシップである
「BD34301EKV」をデュアル構成で採用する。
ベース機から引き続き、同社独自のオーディオ処理技術「FPGA-Master」を搭載。SoCからのデータ受信、DACなど各装置への送信、クロックの生成・管理といったオーディオ処理をFPGAが制御することで、常にオーディオ処理を最優先に実行しつつ、安定した動作を実現させている。
また、マスタークロックも
Accusilicon社製「高精度フェムトクロック」を2基搭載する。
アンプ部も従来から引き続き、交換可能なアンプカード設計を採用。
標準カードとしてディスクリート設計の「AMP11 MK2s」が付属するほか、
“iBasso Super Class A アンプ回路”を搭載する「AMP12」、
Nutube真空管を搭載する「AMP13」などがラインナップされる。
標準カードの「AMP11 MK2s」は、ヘッドホン/ライン出力兼用の3.5mmシングルエンド/2.5mmバランス/4.4mmバランス端子を備え、特注アルミ電解コンデンサーを用いたチューニングを実施。最大出力電圧は7.1Vrms、最大出力レベルは1,200mW(32Ω)を実現する。SN比は125dB、ダイナミックレンジは-125dB、THD+Nは-112dBとなる。
SoCはQualcomm「Snapdragon 660」、RAMは6GBを搭載。OSはAndroid 11と、音楽再生専用に開発された「Mango OS」(第5世代)のデュアルOS仕様となる。同社独自のミュージックプレイヤーアプリ「Mango player」も搭載し、10バンドの「グラフィック・イコライザー」や、「パラメトリック・イコライザー」で細やかな調整が行えるという。
音声フォーマットは最大768kHz/32bitまでのPCM、最大22.4MHzのDSDをサポートするほか、MQAデコードに対応する。また、本機をPCやスマートフォンと接続することでUSB-DACとして利用することもできる