ロシアとブラジル、農業分野などで関係強化 両国大統領が電話協議

毎日新聞

プーチン露大統領

 

 

 

 プーチン露大統領と南米ブラジルのボルソナロ大統領は27日、電話協議し、農業やエネルギー分野などで2国間の関係を強化することで一致した。ロシア政府の発表によると、プーチン氏はボルソナロ氏に対し、ロシア産肥料を途切れなく供給することも伝えた。

 

 

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 農業に必要な肥料の80%以上を輸入に頼るブラジルにとって、ロシアは最大の供給元。2021年は、ロシア産が全体の2割超を占めた。10月に控える大統領選で、インフレ抑制が焦点に浮上する中、ボルソナロ氏は、肥料不足による食糧価格上昇を警戒しており、ロシアとの関係を維持して肥料の安定供給に道筋をつけたい考えとみられる。  ボルソナロ氏はロシアによるウクライナ侵攻直前の2月にも、米国が訪露に懸念を示す中で、プーチン氏とモスクワで会談した。ボルソナロ氏はロシアによるウクライナ侵攻について、支持も不支持もせず「中立の立場」を取っている。

 

【サンパウロ中村聡也

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