ロシア軍、要衝セベロドネツクの大部分掌握 ウクライナ軍の抵抗及ばず

ロイター

 ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は6月8日、要衝セベロドネツクの大部分をロシア軍が押さえ、抵抗を続けてきたウクライナ軍が市周辺に撤退したと明らかにした。写真はドネツク州で活動するウクライナ兵、同日撮影(2022年 ロイター/Gleb Garanich)

(見出しの誤字を修正します) [キーウ(キエフ)/スラビャンスク(ウクライナ) 8日 ロイター] - ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は8日、要衝セベロドネツクの大部分をロシア軍が押さえ、抵抗を続けてきたウクライナ軍が市周辺に撤退したと明らかにした。ウクライナ側は先週の反撃で市の一部を奪還していたが、再びロシア軍の手に落ちた。 【動画】ゼレンスキー大統領「ロシアに占領された領土をすべて奪還する」 ガイダイ氏はニュースサイト「RBCウクライナ」に対し「ウクライナ軍は再び市周辺のみを制圧するに至った。ただ、戦闘はまだ続いている」と述べた。 知事はまた、ウクライナ軍はドネツ川をはさんだ対岸の都市リシチャンスクを引き続き完全掌握しているが、ロシア軍は市内の住宅用建物を破壊しているとネット上に投稿した。 ウクライナ国防省によると、セベロドネツクの一部でロシア軍はウクライナ側の10倍の装備を持っている。ウクライナは東部の防衛線がロシア軍により突破される可能性があるとして、西側諸国に武器の輸送を加速するよう求めている。 ウクライナのゼレンスキー大統領は「われわれは拠点を防衛し、敵に重大な損害を与えている。非常に激しい戦闘で、恐らくこの戦争で最も厳しい戦いの1つだ」と述べた。 その上で、ドネツク、ルガンスク両州から成るドンバス地方の命運はセベロドネツクにかかっていると語った。 ロイターは地上戦の状況を独自に確認できていない。 ロシア軍は、ドンバスにあるウクライナ軍拠点の包囲を狙って激しい地上戦を展開している。 一方、ウクライナ第2の都市である東部ハリコフでは、住民が前日の砲撃による破片を清掃する姿が見られた。ウクライナ軍は先月、同市からロシア軍を撤退させたが、散発的な砲撃が続いている。 中国中央テレビ(CCTV)は、7日遅くに同市内のショッピングモールがミサイル攻撃を受ける映像を報じた。ドローンで撮影された映像では、モールが入る大型ビルの屋根に大きな穴が開いているのが映された

 

 

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セベロドネツク攻略の期限は10日、ロシア軍総司令官に命令か

CNN.co.jp

(CNN) ウクライナ戦況の焦点となっている東部ルハンスク州の攻防で侵攻作戦を統括するロシアのアレクサンドル・ドボルニコフ総司令官が、同州の要衝セベロドネツク市を今月10日までに完全に攻略する任務を担っていることが9日までにわかった。 同州のハイダイ知事が明らかにした。セベロドネツクに近いルハンスク州リシチャンスクとドネツク州バフムートの間の幹線道路の全面的な切断や制圧を図る任務も命じられているとした。 これらの情報の出所には触れなかった。 同氏によると、ロシア軍はこの二つの目標を達成するため、予備役兵士の全員を含め、ウクライナ侵攻に関連して保持する全ての兵力を投入しているとした。 リシチャンスク内のセベロドネツクに近い場所に位置する人道支援センターはロシア軍の砲撃で完全に破壊されたとも報告した

 

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