沿ドニエストル共和国潜入レポ。地図にないけど存在する国

 
 
モルドバの首都キシナウから沿ドニエストル共和国へ日帰り旅行に行ってきました。中央バスターミナルから約2時間。片道300円で謎の未承認国家に入れます。 沿ドニエストル共和国ができた背景は民族間の対立にあります。モルドバの国土の大半に住むのはルーマニア系の人々。ソ連から独立して国を築いていく方針として、ルーマニア語を母国語とし、西側諸国寄りの国を目指すこととしました。 しかしこれに反発したのがドニエストル川沿いに住む人々。この場所の住民はロシア・ウクライナ系の人たちが大半を占め、ルーマニアにはなんの思い入れもありません。突然母国語を変更されるというのも困惑したことでしょう。 モルドバ本国と沿ドニエストルの対立は激化。ついにはトランスニストリア戦争に発展します。国土の大きさからいえばモルドバが圧勝するはずでしたが、なぜかこの戦争にロシアが大量の援軍を投入。ロシアの力で沿ドニエストルは勝利し、独立を勝ち取ることになりました。 独立の背景からして沿ドニエストル共和国ではロシアの影響力が絶対的。街中にある国旗の横には必ずロシア国旗が並列してあり、沿ドニエストルの国旗にもソビエト連邦の紋章。ソ連のマークを国旗に残した国は沿ドニエストル以外にはひとつもありません。 散策の感想はとにかく人に見られたこと。モルドバでも大概アジア人は珍しいのですが、沿ドニエストルでは視線の力が全然違います。悪意を感じることは無かったので良かったのですが、見られすぎて少し疲れる部分はありました。 沿ドニエストルで2014年から数年だけ流通したのがプラスチック製のカラフルコイン。プラスチック製というだけで世界で唯一の硬貨なのに、色とりどりで五角形、六角形の硬貨まで。なかなか行けない国ですし、コインの収集家にはたまらないアイテムなのでは?いつかもっと価値が出る日まで大切に保管しようと思っています。
 
 
 
  #沿ドニエストル共和国 #未承認国家 #ソ連 #モルドバ 0:00 ミニバスで出発 0:50 沿ドニエストル解説1 2:31 入国審査 2:53 沿ドニエストル解説2 4:26 首都ティラスポリ到着 5:48 市内中心部へ 6:13 お昼ごはん 7:39 スーパーマーケット 8:10 野良猫がたくさん 9:06 散策の感想 10:07 記念硬貨

 

 

 

 

 

 

 

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モルドバからロシア軍侵攻の可能性も ウクライナ南西部で緊張高まる

朝日新聞デジタル

モルドバの沿ドニエストル地域で25日、攻撃を受けた建物=AP

 

 

 

 ロシア軍が侵攻したウクライナで、南西部の国境地域の緊張が高まっている。隣国モルドバでは中央政府の支配が及ばない分離独立派地域で何者かによる攻撃、爆破事件が相次いだ。同派はウクライナからの攻撃を示唆。一方のウクライナは同派を支援するロシアが背後にいるとみており、分離独立派地域に駐留するロシア軍が事件を口実に地上侵攻に踏み切る可能性があると警戒を強めている。

 

  【写真】戦況地図  

 

ロシアのインタファクス通信は27日、モルドバ東部の沿ドニエストル地域にあるロシア軍の兵器倉庫で銃撃があったとする現地メディアの情報を伝えた。けが人はいないという。  ウクライナと国境を接するこの地域は、1991年のソ連崩壊と前後してロシア系住民らが「沿ドニエストル・モルドバ共和国」として独立を宣言。今も実効支配を続け、1500人規模のロシア軍が駐留する。

朝日新聞

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