ロシア国債、初のルーブル払い デフォルト懸念、一段と
【ロンドン共同】
ロシア財務省は6日、
今月4日に支払期限を迎えたドル建て国債の償還と利払い計6億4920万ドル(約805億円)を、自国通貨ルーブルで行ったと発表した。
30日間の猶予期間が設けられているものの、デフォルト(債務不履行)に陥る懸念が一段と高まった。
ロシア通信によると、
ウクライナ侵攻を理由にした米欧日などの金融制裁後、ロシアが海外投資家への国債利払いなどをルーブルで行ったのは初めて。
ロシア財務省は
外国の中継銀行が利払いなどの手続きを拒否したためルーブルで支払うことを余儀なくされたと主張。
ロシア側は義務を完全に履行したと強調した