ロシアの軍事侵攻 群馬・桐生市に5人のウクライナ人が来日へ 県内初の避難民受け入れ(22/03/25
ロシアの軍事侵攻によって避難を余儀なくされている5人のウクライナ人が、群馬県桐生市に住むウクライナ人のもとに身を寄せるため、今月26日に来日することが分かりました。県内では、初めてとなる避難民の受け入れです。 桐生市に住むウクライナ人のスウィータさんです。15年前に来日し、現在は桐生市内で、飲食店を経営しています。スウィータさんの母ナタリヤさんなど親族5人は、ロシアのウクライナ侵攻によって、住んでいた西部の街テルノーピリを追われ、現在はポーランドに避難しています。 スウィータさんは、5人に日本への避難を呼びかけ、知人などの協力で渡航代を用意し、今月26日の飛行機で、成田空港に到着することになりました。新型コロナウイルス対策で入国者は、7日間の隔離期間が設けられているため、5人は、桐生市に到着後、スウィータさんが手配した住居で隔離生活を行うということです。避難する5人のうち、3人が15歳以下の子どもで、スウィータさんは、自治体などに支援を求めています。 5人が避難する桐生市では、今月9日、市営住宅の提供などウクライナ避難民に対する支援を表明していました。桐生市によりますと、今月23日にスウィータさん側から支援を求める連絡があり、現在、県と協議を行っているということです。 桐生市の荒木市長は、今後、5人から直接話を聞いて、「できる限りの支援を行いたい」と話しています。