「姉妹都市は偽善」か ウクライナ大使館の呼び掛け物議

桑村 大小泉 一敏細田 裕也ロシアの自治体や大学との交流停止を求めたことが「行き過ぎたお願いだった」と釈明する在日ウクライナ大使館の投稿(ツイッターから)

ロシアの自治体や大学との交流停止を求めたことが「行き過ぎたお願いだった」と釈明する在日ウクライナ大使館の投稿(ツイッターから)

ロシア軍による侵攻を受け、在日ウクライナ大使館が今月、ロシアの自治体と姉妹都市といった友好関係にある日本の自治体に対し、「断絶」をツイッターで呼びかけた。大使館は翌日、「行き過ぎたお願いだった」として投稿を削除したものの、すでに関係解消を求める文書が届いた自治体もある。侵攻を受けてロシアの姉妹都市との交流事業を停止する自治体も相次ぐが、専門家は「姉妹都市には外交とは異なる価値がある」として慎重な対応を求めている。

物議を醸した大使館の呼びかけは今月10日に投稿された。《ロシアの町との「姉妹関係」を保ち続けるのは偽善のように思われる。当館がロシアの地域および市との姉妹都市関係の断絶を呼びかけた》。大使館は同じ投稿で、ロシア側と姉妹都市などの関係にある自治体の一覧と、関係断絶を求めて送付する文書の画像も添付していた。

投稿をめぐり、インターネット上では議論が起こった。侵攻を受けるウクライナの立場に理解を示す声もある一方、「別問題。違和感がある」「内政干渉では」と否定的な意見もあった。

 

 

 

「姉妹都市は偽善」か ウクライナ大使館の呼び掛け物議 - 産経ニュース (sankei.com)