岸田総理、
村岡さんが帰国したら、
国民栄誉賞を、授けなさい!
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アルペン村岡桃佳2冠 スタート直後まさかのアクシデントが
アルペンスキー女子スーパー大回転座位、金メダルを獲得した村岡桃佳=延慶・国家アルペンセンターで2022年3月6日、宮間俊樹撮影
北京冬季パラリンピック第3日は6日、アルペンスキー女子スーパー大回転座位が北京北部延慶の国家アルペンセンターであり、2018年平昌大会銅メダルの村岡桃佳(25)=トヨタ自動車=が金メダルを獲得した。5日の滑降と合わせて2冠を達成。3大会連続出場の村岡は、通算7個目のメダルとなった。
スタート直後、村岡の視界が揺れた。「あっ……」。板の挙動のせいで両目のコンタクトがずれたのだった。 スキーを始めて約20年。大会はおろか、練習だってこんな事態になったことはない。何とか元の位置に戻そうとゴーグルの中で懸命にまばたきした。しかし、無情にも左目のコンタクトが落下した。村岡の視力は0・1程度。ピントは合わず、目印となる旗門は遠く見えない。かつてないアクシデントに見舞われていた。 信じたのは自分の「記憶」のみだった。スーパー大回転はレース直前に1回だけコースの下見ができる。その時に確認し、脳内で何度も再現したライン取りを記憶だけでなぞった。 村岡は通常もレース前に他の選手のライン取りを参考にしないという。自らの感性を信じ、それを可能にする技術力を信頼しているからだ。フィニッシュ直後、電光掲示板に自分の名前があるのが辛うじて見えた。波乱に満ちた自身初となる1大会2個目の金メダルを苦笑いで味わった。 2018年平昌大会2冠のライバル、アナレナ・フォルスター(ドイツ)に勝利。思わぬハプニングも乗り越え「運を持っているか?」と聞かれた村岡は「それはあんまり考えていなかったですね」と噴き出した。5冠への道筋は視界にくっきり捉えている。
【生野貴紀
アルペン村岡桃佳2冠 スタート直後まさかのアクシデントが(毎日新聞) - Yahoo!ニュース