日本橋川沿いの景色が一変 5地区開発で親水空間を整備
5 日本橋、八重洲>>> 水辺活用
山本 恵久日経クロステック/日経アーキテクチュア
菅原 由依子日経クロステック/日経アーキテクチュア
森岡 麗日経クロステック/日経アーキテクチュア
川又 英紀日経クロステック
守山 久子日本橋川の上に架かっている、首都高速都心環状線が2040年に地下化する予定だ。川沿いの5地区では、水辺活用を計画した再開発を連携して進める。第1弾となる、日本橋1丁目中地区再開発が21年12月に着工した。
「江戸時代の、人々が川を眺めながら日本橋を歩いている景色を、今の世の中でリバイバルしたい」。中央区都市整備部の栗村一彰地域整備課長はこう意気込む。
現在、日本橋周辺エリアは、日本橋川の上に架かる首都高速都心環状線により南北に分断されている。川には日が差さず、周りの建物もあえて川に背を向けて立つものが多い。
その景色はこれから一変する。2040年に首都高地下化が予定されており、それを見越して日本橋周辺の5地区で相次いで再開発計画が進行中だ。地権者と開発を進める三井不動産や東京建物など各プロジェクトの事業者たちが、連携して親水空間を整備する。来街者の回遊性を高め、日本橋両岸で一体のにぎわいを生み出すことを狙う〔図1、写真1〕。
〔図1〕日本橋周辺は親水空間に一変
三井不動産が示す、将来の日本橋のイメージ。親水空間が整備され、憩いの空間になりそうだ。図は2019年8月時点の将来のイメージで、実際の再開発計画などとは異なる(資料:三井不動産)
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〔写真1〕現在の日本橋エリア
現在は首都高速道路に隠れて日本橋川が見えない。地下化工事が終了すれば、地上からも空からも日本橋川を眺められるようになる(写真:ITイメージング
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