スウェーデン、核ごみの国内最終処分場を承認 約10万年保管

ロイター

 1月27日、スウェーデン政府は、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場を南部エストハンマルのフォルスマルクに建設する計画を承認したと発表した。写真はストックホルムの街並み。2017年5月撮影(2022年 ロイター/Ints Kalnins)

 

 

 

[ストックホルム 27日 ロイター] 

 

 

- スウェーデン政府は27日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場を南部エストハンマルのフォルスマルクに建設する計画を承認したと発表した。 

 

 

計画では地下500メートルに埋めて保管する。スウェーデンには原発が導入された1970年代からの核のごみが約8000トンある。 

 

ストランドヘル環境相は記者会見で「(放射能の影響がなくなるまでの)約10万年間、安全に保管するための過去40年の研究の成果だ」と語った。化石燃料を使用しない先進国となる取り組みの一環だと強調した。 

 

 

世界で50─60年代に原発導入が始まって以来、各国は核のごみの処理という難問に直面している。国際原子力機関(IAEA)の推計では一時貯蔵される核のごみは世界で約37万トンに上る。

 

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