ポーランド、ベラルーシ国境沿いに「壁」建設開始

AFP=時事

ポーランド・ウスナシュグルニ近くのベラルーシ国境で、移民のキャンプ地周辺を警備する国境警備隊員(2022年1月25日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

【AFP=時事】

 

ポーランドのベラルーシ国境沿いで25日、移民の越境を阻止するための「壁」の建設が着工した。3億5300万ユーロ(約455億円)を投じ、国境全長の約半分に相当する186キロにわたり高さ5.5メートルの国境壁を築く計画で、6月完成を見込む。

 

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 国境警備隊の発表よると、動体検知機能の付いた監視カメラも設置される。  壁建設をめぐっては、難民申請を希望する人々の人権問題や、国境沿いに広がる森林の野生生物への影響が懸念されている。  ポーランド・ベラルーシ国境には昨年、主に中東からの移民が殺到し、ポーランド入国を試みた。欧米諸国は、問題の背後にベラルーシ政府がおり、移民に徒歩で容易に欧州連合(EU)に行けると約束してベラルーシへの渡航を奨励していると非難した。  ポーランドはこの移民危機について、非軍事的戦術を用いた戦争だとし、ベラルーシと主要同盟国のロシアが「ハイブリッド攻撃」を仕掛けていると主張している。

 

【翻訳編集】 AFPBB News

 

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