一軒家に柴犬が120匹超・・・飼い主に何が?長野・東信地域 ボランティアレスキューの現場へ

abn長野朝日放送

 

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ここは上田市にある犬の一時預かり施設です。 施設のスタッフ 「生後2か月くらいですかね」 これらの子犬が飼われていたのは、東信地域のとある一般住宅です。 先月、ケージに入れて運び出されました。 NPO法人「一匹でも犬・ねこを救う会」 横山由佳里副代表 「(室内に)糞が堆積しているんですよね、多分30cmか40cmくらい」 「絶句」「絶句と『どうしよう』」 問題が発覚したのは去年の春。 「犬の鳴き声や悪臭がする」と、保健所を通じて上田市のNPO法人に相談がありました。 近所の住民 「ここ通る人が、息しないで通らなきゃ通れないほど悪臭が漂っていた状況ですね」 立ち入り調査を求め続け、去年11月…。 数が増えすぎて世話が十分にできない、「多頭飼育崩壊」が起きていました。 先月、寒さが本格化する前にすべて保護しようと、 飼い主の元へ向かった横山さん。 2階建ての一軒家から引き取った柴犬は、その数、122匹…。 横山さん 「個人宅で122頭というのは全国的にも結構上のランクだと思います」 すべての引き取り作業が終わった先週、私たちは飼い主を訪ねました。 高齢の夫婦が2人で暮らしていました。 一体なぜ、ここまで増えてしまったのでしょうか… 飼い主(夫) 「役に立つなら(取材は)構わない」 飼い主(妻) 「主人が介護の、介護になっちゃったんです。私が面倒見られなくなったんで、それでボランティアの方に引き取って頂いたんです」 Qいつ頃から数が増えた? 「夫が脳梗塞で入院で倒れて2年くらい入院してましたからね、その間に(増えた)。やっぱり繁殖させないようにして現状維持が一番いいと思いますね」 これまでも多頭飼育崩壊の現場を数多く経験し、保護に携わってきた横山さん。 横山さん 「ご年配の夫婦とか一人暮らしの年配の方、若くても外部とあまり接点のない方がどうしても(多い)。そこを行政とか民間ボランティアが、これからどうやって介入していくのかが肝になると思いますね

 

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