Lake Tahoe dog missing for 4 months rescued in snowstorm
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4カ月間生き延びた飼い犬、雪の斜面で発見 飼い主と再会果たす 米カリフォルニア州
4カ月ぶりに発見されたピットブルテリアミックス犬「ラス」
(CNN)
大規模な山火事が起きた米カリフォルニア州の森林で昨年8月から行方不明になっていた飼い犬が、雪に覆われた斜面で4カ月ぶりに無事発見され、飼い主と再会を果たした。
【画像】4カ月間行方不明になっていたラスは雪の中にいる状態で発見された
行方不明になっていたのは3歳のピットブルテリアミックス犬「ラス」。飼い主のリカルド・ロドリゲスさんがCNNに語ったところによると、昨年8月下旬、ラスを連れて友人4人とタホ湖へキャンプに出かけた。 ところがラスが誰かに驚かされて逃げてしまい、友人たちと何時間も探し回ったり現地の保護施設に連絡を取ったりしたが、見つけることはできなかった。 そのまま数日が過ぎ、同地で大規模な山火事が発生。住民に避難命令が出されたため、ロドリゲスさんもラスを残したまま9月初旬に避難するほかなくなった。 この火災では、カリフォルニア州とネバダ州の州境付近で住宅や事務所など1000棟近くが焼失した。 「何カ月も連絡がなかったので、きっとあいつは別の飼い主に出会って大切にされているんだと思った」「いつか戻って来ることを願っていた」とロドリゲスさんは言う。 事態が動いたのは12月16日だった。タホ湖の近くにいたスキー客から、木の根元の雪の中に犬がうずくまっているという情報が寄せられた。 エルドラド郡当局から連絡を受けた動物保護団体の女性ボランティア2人は、氷点下の寒さの中、雪に覆われた急斜面を登りながら捜索を開始。雪の中の足跡をたどって犬のところへたどり着いた。「木の根元に黒っぽい塊があった」とボランティアのレオナ・アレンさんは振り返る。「この子だと思った。でも動いていなかった」 その時だった。ラスが頭を上げ、目を開けた。 もう1人のボランティアのエルサ・ガウルさんは「斜面を半分ほど登ったところでレオナの叫び声が聞こえた」「『エルサ、見つけた、生きている!』と叫んでいた」と話す。 ラスはひどくおびえていて、2人の姿を見るとかすかなうなり声を上げたが、2人はおやつを見せながら少しずつ近寄った。 「手を出して彼のあごの下に置くと、彼はすぐに頭を私の手に預けた」とガウルさん。ラスが2人を信頼した証しだった。 2人はラスを毛布でくるんでアレンさんのひざに乗せ、ガウルさんの引くそりで雪の斜面をゆっくりと下った。 ふもとに到着すると、エルドラド郡係官のカイル・シュメーカーさんが引き継いでラスを病院に運んだ。 ラスは行方不明になってから4カ月がたち、山火事や厳寒を経験していたにもかかわらず、健康そのものだった。「犬は超強くて超頭がいい。脳のスイッチが切り替わるような状態でサバイバルモードが起動する」。保護団体を運営するウェンディ・ジョーンズさんはそう解説する。 同団体はラスを保護施設で預かりながら、マイクロチップを使って飼い主を突き止め、ロドリゲスさんにラスの居場所を告げた。「うれしさで舞い上がった」とロドリゲスさんは言う。 12月26日、ラスとロドリゲスさんは再会を果たした。 捜索にかかわった関係者は全員が、チームワークの大切さを強調している。1人でも欠けていれば、ラスと飼い主のハッピーエンドはかなわなかった
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