フランス、週3日の在宅勤務義務化へ コロナ対策で
仏パリ近郊の病院の集中治療室で、患者のケアに当たる医療従事者(2021年12月23日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】
ジャン・カステックス(Jean Castex)仏首相は27日、
新型コロナウイルス流行の第5波に対応するため、企業に対し従業員に週3日以上の在宅勤務を義務付けるよう命じると発表した。
在宅勤務が可能な職種が対象で、
年明けの1月3日から少なくとも3週間にわたり実施される。
【写真】パリ郊外の病院で、コロナ患者のケアに当たる医療従事者
フランスでは、変異株「オミクロン株」の感染拡大により、医療体制が再び逼迫(ひっぱく)する恐れが出ている。
25日には1日の新規感染者数が10万人を超え、
過去最多を記録。
専門家の多くは、感染者数が今後数週間で急増すると警告している。 仏政府は27日、オミクロン株に関する緊急閣議を開いた後、一連の新措置を発表。
レストランや映画館などに入るために必要な「衛生パス」は今後、ワクチン接種を完了した人のみが利用できるようになる。
今まではワクチン未接種でも最近の検査で陰性となればパスを利用できたが、
今後はこれが認められなくなる。
カフェやバーでは、3週間にわたって立ち席を禁止し、
テーブル席のみを許可する。
コンサートやスポーツの試合などのイベントに対しては収容人数制限を再び設け、
屋内で最大2000人、屋外で最大5000人とする。
一方、政府が検討していると報じられていた大みそかの外出禁止令は見送られた。
医療従事者約50人は週末の公開書簡で、
1月3日の学校再開を延期するよう要請していたが、これも見送られた。
【翻訳編集】 AFPBB News
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