オランダ、コロナ規制強化を検討 新規感染が過去最多
オランダ・マーストリヒトの病院で、防護服などを身につける医療スタッフ(2021年11月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】
オランダでは11日、新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多を記録した。政府は感染の急増を抑えるための規制の再導入を検討している。
オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)によると、過去24時間の新規感染者数は1万6364人で、昨年12月20日に記録した1万2997人を上回り過去最多を更新。24時間の死者数は26人だった。 マルク・ルッテ(Mark Rutte)首相は12日に記者会見し、新たな対策を発表する予定。地元メディアによると、専門家から成る委員会は2週間の「緩いロックダウン(都市封鎖)」を推奨している。その内容には、大規模イベントの中止、映画館や劇場の閉鎖、バーやレストランの閉店時間を早めることなどが含まれる。ただし、学校の授業は通常通り行われる。 委員会はまた、ワクチン接種済みの人や新型ウイルス感染症から回復した人であっても特定の施設への入場を制限する措置も推奨しており、実施されれば政治的に繊細な問題を生むものとなる。この措置は隣国ドイツで最初に提案されていた。【翻訳編集】 AFPBB News