トンガでコロナ感染者を初確認 首相、ロックダウン示唆

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AFP=時事

トンガ・ヌクアロファで、新型コロナウイルスのワクチン接種会場に集まった人々(2021年10月30日撮影、公開)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

【AFP=時事】

 

南太平洋の島国トンガのポヒバ・ツイオネトア(Pohiva Tuionetoa)首相は30日、同国で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されたのを受け、国内最大の人口を抱える本島で来週にもロックダウン(都市封鎖)を実施する可能性を示唆した。

 

 

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トンガは、これまで新型コロナの感染者が確認されていない数少ない国の一つだったが、先日、ニュージーランドから帰国し、隔離期間を過ごしていた1人に感染が確認された。  人口10万6000人の大半はトンガタプ(Tongatapu)島に住んでおり、2回のワクチン接種を済ませた国民は全体の3分の1に満たない。  保健当局によれば、検査で陽性となった帰国者は、今月中旬に2回目のワクチン接種を受けていた。ニュージーランドの保健省は、クライストチャーチ(Christchurch)を出発する前の時点では陰性だったとしている。  帰国便には、東京五輪に出場した後、クライストチャーチで足止めされていたトンガ代表チームも搭乗していた。選手は、五輪に出発する前に2回の接種を済ませていた。

 

【翻訳編集】 AFPBB News