17億円相当の古文化財を返還 米捜査当局約2500点を押収
ニューヨーク、ニューヨーク州、10月29日(AP)― 米捜査当局は10月28日、ニューヨークのインド領事館で、4億5000万円相当のシバ神の銅像など推定価格17億円に上る盗難古文化財250点をインド政府に返還した。 これらの古文化財は、マンハッタン地方検事局と移民・関税執行局による地道な内定捜査で、収監中のインド系米国人美術商サブハッシュ・カプールの手によって、米国に違法に輸入された約2500点の古文化財の一部であることが判明している。 検事局によると、カプールはインドだけでなく、東南アジアのほとんどの国で発掘された古文化財を、違法な手段で入手した国から、輸出書類に虚偽の記載をした上で、米国に輸出していたという。 美術商は現在インドで収監されており、米当局からの引き渡し要求待ちだという。
(日本語翻訳・編集 アフロ