川重製地下鉄車両の運用停止 米首都圏利用者の足に影響大
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コロンビア特別区、10月20日(AP)― 米の首都ワシントン近郊で起きた地下鉄脱線事故を受けて、首都圏交通局は10月18日の始発から、川崎重工製の7000系車両の運用を停止した。 米運安全委員会(NTSB)は、7000系車両の車輪と車軸に問題がないか調査に乗り出すとしており、地下鉄安全委員会は7000系の運行停止を交通局に命じた。 交通局は748両の7000系車両を運用しており、地下鉄車両の半数以上が無期限運行停止となると、首都圏に加えてバージニア州とメリーランド州を含む通勤圏の数十万人の足に影響が出ることは間違いない。 事故は首都近郊で12日の起きたもので、アーリントン国立墓地近くのロスリン駅手前で車両が脱線し、一時乗客がトンネル内に閉じ込められた。 7000系の運用停止で、これまでほぼ5分間隔で運行されていた地下鉄が、20分から30分待たないと来ないという大幅な遅れになっている。 (日本語翻訳・編集 アフロ