お年よりのみならず、
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秋の味覚「キノコ」 増加する“キノコ狩り遭難” 中には死者も 遭難しないためには?
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STVニュース北海道
秋の味覚・キノコがおいしい季節ですが、キノコを採りに山へ入り、遭難する事故が増えています。 なぜ道に迷うのか。そして迷わないためのコツとは。 カメラが山に入って見ました。 (救助隊無線)「発見!」 * 今月6日、北海道平取町の河川敷で遭難していた男性が救助されました。 男性はキノコ採りにでたあと土手から滑り落ちて、半日以上、行方不明となっていました。 男性は発見時、低体温症で、一歩間違うと命の危険もありました。 秋になると増えるキノコ採り中の遭難。 最も多い理由は道に迷ってしまうことです。 (道警地域企画課 松本孝志指導官)「気が付いたら自分の場所が分からなくなってしまったりとか、帰り道に戻れなくなってしまったりというケースで道迷いが多いです」 (恩田記者)「実際にキノコを探しながらこのやぶの中に入ってみます」 なぜ迷ってしまうのかキノコを探しながら進んでいくと自然と目線が下に。 すると。 (恩田記者)「全然いた場所が分からないです。前を見ても横を見ても、景色が変わらないです」 体験した記者も、たった5分で来た方向が分からなくなりました。 道警によると、キノコ採りでことし遭難した人は13人に上りそのうち1人が死亡、3人がけがをしています。 遭難しないためにはどうすればよいのでしょうか。 ひとつは、やぶの中に入るとき、テープなどの目印をつけ、来た道が分かるようにすることです。 また1人で山に入らないことも重要だといいます。 (道警地域企画課 松本孝志指導官)「お互い声かけながら入ったら、自分の位置も分かるでしょうし、複数で入っていただきたい」 万が一、遭難してしまったときに備え目立つ色の服を着ることも重要です。 こちらは道警の実験映像。茂みを上空から見ると、青や黒よりも「赤」や「白」が目立つので捜索でも見つかりやすいといいます。 (道警地域企画課 松本孝志指導官)「自分も遭難するかもしれないという気持ちをもって入山することをお勧めします」 秋のレジャー、キノコ採り。思わぬ危険が潜んでいることを認識して楽しむことが重要です