米ペイパル、日本のペイディを買収 後払い事業者、3000億円
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【シリコンバレー時事】
米オンライン決済大手ペイパル・ホールディングスは7日、日本で後払いサービスを手掛けるペイディ(東京)を3000億円で買収すると発表した。 世界でも有数の規模を誇る日本の電子商取引(EC)市場を取り込み、収益を強化する狙い。規制当局の承認を得て、10~12月期に手続きを完了する予定。 ペイパルのピーター・ケネバン日本事業統括責任者は声明で「ペイディのブランドとペイパルの専門知識を組み合わせることで、強力な基盤を構築できる」と述べた。買収後もペイディの経営陣は続投する。 ペイディは、インターネット通販などでの商品購入代金を、銀行やコンビニエンスストアなどでまとめて翌月払いできるサービスを提供。利用限度額は自動審査で設定している。8月に600万口座を突破した。