アフガン選手、パラ陸上走り幅跳びに出場 一時参加断念

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朝日新聞デジタル

男子走り幅跳び(上肢障害T47)で跳躍するアフガニスタンのホサイン・ラスーリ=2021年8月31日、国立競技場、西畑志朗撮影

 

 

 東京パラリンピックの陸上男子走り幅跳び(上肢障害T47)が31日、東京・国立競技場であり、アフガニスタン代表のホサイン・ラスーリ選手(26)が出場した。  地雷で左の手首から先を失った。今回がパラ初出場。選手紹介で名前を呼ばれると、ユニホームの左胸の同国パラリンピック委員会のマークを指さし、笑顔でゆっくりと競技場に入った。3回目の跳躍で自己新となる4メートル46を記録した。  同国選手団は政権崩壊で一時、大会参加を断念したが、ラスーリ選手とテコンドー女子のザキア・フダダディ選手(22)の2人はパリに避難し、28日に来日。国際パラリンピック委員会は「選手たちはアフガニスタンや世界の人々に対し、希望や平和、連帯を訴える」と説明していた。

朝日新聞社