南アで新たな変異株との報道-豪感染者が最多更新

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Bloomberg

(ブルームバーグ): 南アフリカ共和国は世界保健機関(WHO)に対し、新型コロナウイルスの新たな変異株が国内でまん延し、他の地域にも広がっている恐れがあると伝えた。ニュースサイトのニュー・フレームが同国保健当局者を引用して報じた。

 

 

それによると、この変異株は「C.1.2」と呼ばれ、現段階で注目すべき変異株(VOI)とみられるが懸念される変異株(VOC)ではないという。

 

 

オーストラリアは人口の約半分がロックダウン(都市封鎖)下にあるにもかかわらず、新規感染者数が連日で過去最多を更新。

ニューサウスウェールズ州のベレジクリアン首相は30日、

同州での新規感染者が前日の1218人を上回り、1290人になったと発表した。

ビクトリア州は73人の新規感染者が報告されたのを受けてロックダウンを延長する構え。

首都特別地域(ACT)もロックダウンを延長するかどうか協議している。

 

ニュージーランドは最大都市オークランドのロックダウンをさらに2週間延長した。

同国当局はこれより先、米ファイザー製ワクチンに関連した同国初の死者と見なしたケースを報告した。

 

 

中国の王毅外相はブリンケン米国務長官と電話会談し、新型コロナの起源解明を政治問題化せず、WHOへの圧力をやめるよう促した。

 

中国、米にコロナ起源解明の政治問題化やめるよう促す-外相電話会談

 

イスラエルで実施された調査では、 3回目のワクチンの接種がデルタ変異株による感染増加や重症化を大きく抑制するとみられることが示された。同国は世界に先駆けて高齢者を対象にブースター(追加免疫)接種を開始した。

 

コロナワクチン3回目接種で重症化を大幅抑制-イスラエル調査

 

米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は2億1660万人、死者数は450万人をそれぞれ上回った。

 

ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計52億2000万回を超えた

 

 

原題:South Africa Reports New Variant; Australia Record: Virus Update(抜粋)

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