わあ、なつかしいブランドです。
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シャンパーニュ・メゾン、ルイナールによる革新──「セカンドスキン」とは?
配信
シャンパーニュを包むのに豪奢な箱はもういらない。
メゾン ルイナールが打ち出す「セカンドスキン」が、パッケージの概念を覆す。
【写真を見る】これがシャンパーニュボックスの新しいスタンダード!
シャンパーニュの至宝を包む白いスーツ
シャンパーニュのギフトボックスといえば、木箱や限定イラストが描かれた箱などが定番だ。しかし、ルイナールが7月下旬に発売を開始したギフトパッケージである「セカンドスキン」は、ひと目で従来品と違うと分かる。 そもそも箱ではない。ルイナールの象徴的な曲線に沿った白いボディスーツといった風貌だ。このケースを生み出すために、ルイナールは2年以上の研究開発期間を費やしたという。シャンパーニュの品質を変化させてしまう光の透過を防ぐ素材であると同時に、サステイナブルなケースであることを目指してのことだった。 辿り着いたのは、天然木質繊維に天然の金属酸化物を添加したセルロース混合物を合わせた素材。特殊素材により、透明なボトルのなかのワインの劣化を防止できる100%リサイクル可能なケースが実現した。加えて梱包の過程で生じる二酸化炭素排出量を60%削減(※)することにも成功したという。 主材料となる天然木質繊維は紙のように軽く、重量はわずか40g。既存のギフトボックスより9倍軽い仕上がりで、スナップボタンで開閉できるので受け取る側も楽に扱うことができる。ワインセラーやアイスバケツにそのまま入れることができるのも嬉しいポイントだ(アイスバケツは最長3時間まで)。 また、天然の木材を使用したことでエレガントかつ温かみのある質感となり、卓上に華やぎを与えてくれる。パッケージのなめらかな表面は、実は地下38mにある同メゾンのセラー「クレイエル(ローマ時代の白亜質の石切り場跡)」をイメージして作られたものという。 「セカンドスキン」という名の通り、ボトルを第2の皮膚のように優しく美しく包み込む。
環境への配慮が伝統を守る
そもそも、ルイナールとサステイナビリティの思想には親和性がある。ブドウ栽培そのものが長期的展望なしには成り立たないことからして、持続可能性は必要不可欠でもある。1729年に創設された世界最古のシャンパーニュメゾンであるルイナールは、次の100年を考える企業でもあることを宿命づけられているのだ。 そうしたこともあってか、ルイナールは10年前に、持続可能性の哲学をシャンパーニュ醸造に関わるあらゆる工程に取り入れることを決めた。ブドウ栽培、ワインの製造、パッケージングや輸送など、あらゆる側面について、その観点からメスを入れたのだ。その結果、ランスにあるメゾン ルイナールの敷地内では、廃棄物の98.7%がリサイクルされているだけでなく、醸造工程で発生する副産物も100%完全リサイクルされている。 また、2015年以降は、それまでより50g軽いギフトボックスを製作し、年間200トン以上の紙を節約するなど、革新的な取り組みを行い、あらゆるプラスチック包装を撤廃した。プラスチックの使用量は26トンも削減された。 そうした哲学をもつメゾンの最新メッセージが、今回の「セカンドスキン」である。環境への配慮とスタイリッシュなパッケージングが共存することを強調したい。
INFORMATION ルイナール ブラン・ド・ブラン 750ml/ルイナール ロゼ 750ml
希望小売価格:ともに1万1100円(税別)
取り扱い:全国主要百貨店
※フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)およびエネルギー効率局(BEE、パッケージの環境アセスメント)の方法論に基づく
文・大石智子
<ルイナール>ドン ルイナール ブラン ド ブラン 1988
76,780円(税込)
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