宮城で273人感染・1人死亡 5日連続200人超 大崎の高校と仙台の小売業施設でクラスタ―

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仙台放送

宮城県庁

宮城県内では8月21日、新たに仙台市で168人、石巻市、大崎市で各15人、名取市、富谷市で各8人、多賀城市、岩沼市、東松島市、大河原町で各5人、塩釜市、利府町、加美町、涌谷町で各3人、栗原市、登米市、柴田町、村田町、川崎町、色麻町で各2人、白石市、角田市、気仙沼市、大和町、蔵王町、丸森町、亘理町、山元町、美里町、大衡村で各1人、そして県外在住者5人の、合わせて273人の新型コロナウイルス感染が確認されました。 1日あたりの感染確認の数としては、8月20日の292人に次いで過去2番目に多く、5日連続で200人を超えました。 273人のうち約48%の132人が現時点で感染経路がわかっていません。 年代別では、10歳未満20人、10代42人、20代82人、30代35人、40代39人、50代36人、60代9人、70代7人、80代3人となっていて、20代以下が5割を超えています。 宮城県は、大崎市内にある高校で合わせて10人の感染が確認されたとして、この高校でクラスター(感染者の集団)が発生したと認定しました。 また、仙台市は、仙台市内の小売業の施設で従業員18人の感染が確認されたとして、この小売業の施設でクラスタ―が発生したと認定しました。 また、8月上旬から中旬に感染が確認された患者199人からデルタ株の特徴とされる「L452R」変異ウイルスが検出されました。 県内の医療機関に入院していた患者1人の死亡が確認され、県内で亡くなった人は95人になりました。 宮城県は19日時点の直近1週間の実効再生産数を「1.33」と発表しています。 宮城県によりますと、21日午後3時時点で、県内の医療機関に入院している患者は283人(前日比+20人・過去最多)で、重症者は20人(前日比+0人)となっています。宮城県内の受け入れ可能病床320床の使用率は88.1%で、重症者用30床の病床使用率は66.7%となっていて、仙台医療圏でみると、病床使用率は88.9%、重症者病床使用率は78.9%となっていて、病床のひっ迫が続いています。そのほかにホテル療養中が736人(前日比-3人)、自宅療養中が305人(前日比+2人)、療養先調整中が606人(前日比+142人)となっています。

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