ノルウェー政府系ファンド、上期の運用益1110億ドル 株高で
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[アーレンダル(ノルウェー) 18日 ロイター]
- 世界最大の政府系ファンド(SWF)
であるノルウェー政府年金基金
は18日、上半期の投資収益率が9.4%になったと発表した。
世界の株式、
特にエネルギー、
金融、
テック株の大幅上昇が寄与した。
上半期の運用益は9900億クローネ(1110億ドル)と同ファンドのベンチマーク指数を0.28%ポイント上回った。 ファンドのニコライ・タンゲン最高経営責任者(CEO)は声明で「上半期は株式投資の寄与が最も大きく、特にエネルギーと金融部門への投資が好調だった」と説明した。エネルギー企業への投資収益率は19.5%だったと明らかにした。
個別の投資先で最も規模が最も大きいのは米テック部門で、
アップル、
アルファベット、
アマゾン、
フェイスブックが上位を占めている。
収益率は株式が13.7%、
債券はマイナス2.0%だった。
6月末時点でファンドの投資先は
株式が約72.4%、
債券が25.1%、
未上場不動産が2.4%、
未上場の再生可能エネルギーが0.1%となっている