トップになるには、リーダーになるには、人の上に立つには、

 

1) 頭がよくなくてはならない(ここでは、一応、学歴や、IQとは、別の話です)

 

2) マネージメント能力 

(これが難しいです、95%の、世界のリーダーでも、経営者でも、これを持ち合わせておりません

ーーー――上の(1)がであっても、たいていは、一人という、

一匹狼的な、特別な人で、数百人、数万人、数十万人、政府/内閣/行政などなどを、

の人たちや、組織を、まとめ上げる能力は、ありません)

 

 

 

 

このどちらもない人が、ある国の、トップになったら、その国は、悲劇です。

 

 

 

どんな優秀な秘書(官房長官)の親玉でも、マネージメント(マネジャーと、トップのリーダー)は、

 

完全に、別物です。

 

その、”あたり、ばったり”や、(一時的に、ごたごたを収める能力)

 

その場を収める、(自民党内や、内閣、という意味です)

 

だけでは、

 

内輪だけの問題で、

 

1億2千万人の国を治めるのとは、別物です。

 

 

 

ふだんはどうしようもないTVや、新聞や、メディアでも、

 

下の記事で、彼らが、コロナに関して言っていることは、正解です。

 

今日の、日本時間の日、8月17日でも、

 

この人の楽観論は、「時代錯誤です」

 

しかも、数字を見せられても、「分析能力がない」

 

ので、次のステップであります”対応/対策/法改正”

 

なんて、一番重要なことも、できません。

 

 

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「史上最強の"仕事師内閣"とは何だったのか」菅首相が失敗を重ねた最大の理由

配信

プレジデントオンライン

新型コロナウイルス感染拡大を受け、記者団の質問に答える菅義偉首相(左)=2021年8月13日午後、首相官邸 - 写真=時事通信フォト

 

 

 

 

■「国民のための働く内閣」をアピールしていたのだが…  「新型コロナウイルスが経済に与える影響や内外の経済動向を注視しながら、躊躇(ちゅうちょ)なく必要な対策を講じる」 【この記事の画像を見る】  これは昨年10月26日の菅義偉首相の所信表明にある言葉だ。菅首相はデジタル庁の創設や温室効果ガスの大幅削減、安心安全な東京オリンピック・パラリンピックの開催など具体的な政策を並べ、国民に対して「仕事師」としての自分を強くアピールした。  閣僚に対しても「国民のための働く内閣」をスローガンに据え、「一つひとつの仕事に真面目にこつこつ取り組む姿勢を示すことが重要だ」と訓示した。  菅首相には二世政治家や官僚出身議員によくある門閥、学閥、財力のいわゆる地盤・看板・カバンの支えがなく、「たたき上げの苦労人」「庶民派」のイメージが強かった。周りの意見や考え方をよく聞いて判断し、人心を掌握できる人物だと思われていた。  しかし、最近の菅首相の言動を見ていると、それとは真逆のように思えてならない。果たして国の舵取りという重い責任を担うことができる政治家なのだろうか。

 

 

 ■尾身茂会長は「救える命が救えなくなる」と警告  ところで、政府の新型コロナ対策分科会が8月12日、東京など緊急事態宣言の発令されている6都府県について2週間限定で感染抑制策の強化を求めるよう提言した。  分科会の尾身茂会長は「救える命が救えなくなる」と警告し、東京での人出を緊急事態宣言発令前の5割まで減らすなど市民に外出の自粛を求めるとともに、政府と自治体には総力を挙げた医療提供体制の強化を訴えた。医療現場が逼迫(ひっぱく)し、新型コロナ治療以外の診療までできなくなる医療崩壊を防ぐための要請である。  この日、爆発的な感染拡大によって全国の1日当たりの新規感染者数は、過去最多の1万8888人を更新した。ワクチン未接種の若い人や中年の感染が多い。重症患者も増えている。とくに都内では病院のベッドが埋まり、入院できない自宅療養者が急増中だ。爆発的感染拡大の原因は感染力の強いデルタ株の流行にある。感染の急拡大が起きることは、欧米の感染拡大の状況から判断してかなり前から分かっていた

 

 

 

「史上最強の官房長官」と与党内の評判は高かった  感染急拡大の兆候を無視するかのように、菅首相は東京オリンピックの開催(7月23日~8月8日)に踏み切った。しかも閉会の2日前には「東京の繁華街の人流はオリンピック開幕前と比べて増えていない。オリンピックが感染拡大につながっているという考え方はしていない」とまで強調していた。尾身会長が国会で「五輪開催が人々の意識に与えた影響はあるんではないか」と繰り返し答弁していたにもかかわらず、である。  菅首相には周囲の意見を聞こうとしない悪癖がある。自分が正しいと考えると、何ら疑問を持たずに突き進む。業突く張りなのだ。

 

安倍晋三首相(当時)のもとでのナンバー2という立場では「史上最強の官房長官」と与党内の評判は高かった。しかし、首相に就任してからの評判は芳しくない。メディアの世論調査でも内閣支持率は下がる一方である。  8月13日に新規の感染者(1日当たり)が2万人を突破すると、菅首相は「帰省や旅行を極力避けていただきたい」と国民に協力を求めていたが、東京五輪の開催と相反するだけに、メッセージが届くとは思えない。 

 

 

 

■「私に逆らうようなら異動してもらう」と脅すことも  昨年12月の首相官邸での出来事である。菅首相が財務省の主計局長を呼び出し、特定の予算を2倍に増やすよう求めた。その局長が「無理です」と反対すると、切れた菅首相は「こんなんじゃまったく話にもならない」と怒鳴り散らし、資料を床に投げ付けた。結局、予算は菅首相の思惑通りに増額された。  菅首相は官房長官のときにも霞が関の官僚を怒鳴り付け、ときには「私に逆らうようなら異動してもらう」と脅すこともあった。最近ではワクチン不足の対応をめぐって河野太郎行政・規制改革相と衝突している。  新型コロナ対策では世界のどの国のトップも苦労している。パンデミックを引き起こした新興感染症はコントロールが難しい。菅首相は夏休みも取らずに頑張っているというが、テレビでその表情を見ていると、目に生気が感じられない。8月6日の広島原爆平和式典ではあいさつ文の読み飛ばしもあった。  菅首相は今年12月で73歳になる。前首相の安倍晋三氏より6歳も年長である。高齢を偏見視するわけではないが、内閣総理大臣として国政をつかさどるには肉体的にも精神的にも限界に近いのかもしれない。  国民を第一に考えるのであれば、首相続投に向けて頑張るのはやめて、後進に道を譲ることを考えるべきではないだろうか。

 

 

 

「菅首相に命と暮らしを任せて大丈夫なのか」と朝日社説  8月11日付の朝日新聞の社説は「コロナ下の首相 菅氏に任せて大丈夫か」との見出しを掲げ、冒頭部分で「菅政権は酒類の提供対策に続き、入院方針の転換をめぐっても迷走を繰り返した。緊急事態宣言下での東京五輪の強行で、行動抑制の訴えも国民に届かない」と書き、こう指摘する。  「このまま人々の命と暮らしを任せて大丈夫なのか。政治指導者としての菅首相の資質が厳しく問われる局面である」  菅首相に対して退陣して首相を辞するよう、引導を渡しているわけで、見出しとともにかなり手厳しい指摘である。  朝日社説はさらに指摘する。  「政権の対応はしばしば、『後手後手』『場当たり』と批判された。『Go Toトラベル』事業や東京五輪開催への首相の強いこだわりが、判断を曇らせたのではないか」 「これだけの経験を重ねてなお、迷走が続く根っこには、首相の政治手法や政権の体質があるとみるべきだろう」  「強いこだわり」「政治手法」「政権の体質」と菅首相の欠点をあからさまに攻撃する。安倍政権を継承する菅首相を嫌う朝日社説らしい書きぶりだが、たしかに周囲の耳を傾けようとしないこれまでの菅氏の言動を見ていると、その主張も理解できる。

 

 

 

 

 ■朝日社説は「裸の王様」とまで酷評する

  朝日社説は「まずは、首相の根拠なき楽観である」と書き、「首相は感染者が一定数にとどまる楽観シナリオに重きを置いているとされるが、最悪を含め、さまざまな可能性を念頭に対策を準備するのが指導者の責務だ」と主張する。  最悪の事態を想定し、事前に策を練っておくのが危機管理である。菅首相にはその視点が欠けている。  さらに「こうした傾向に拍車をかけるのが、異論を受け付けない、首相の姿勢だ。複数の閣僚や周辺が五輪の中止を進言したが、聞く耳をもたなかったという」と批判し、「首相が『裸の王様』となって独善的に振る舞うなら、専門家を含む衆知を集めた対策など生まれようがない」と訴える。  人の意見や考えを参考にしない菅首相の悪い性格である。朝日社説は「裸の王様」とまで酷評するが、思わず膝を打ってしまう。  朝日社説はこうも主張する。  「五輪を開催しながら、国民に外出や外食を控えるよう求めることが、矛盾したメッセージになるという自覚もないまま、自らの施策の正当性ばかりをアピールされても、聴く者を得心させることはできまい」  その通りだ。菅首相はなぜ、この大きな矛盾に気が付かないのか

 

 

 

 

「政府が楽観的な見通しに固執し、対策を怠ってきた」と毎日社説  8月14日付の毎日新聞の社説は「コロナの危機管理 『根拠なき楽観』排さねば」(見出し)と訴え、「事態がこれほど深刻になったのは、政府の危機管理に大きな欠陥があったからだ。そのツケが、国民に重くのしかかっている」と菅首相に噛み付く。大きな1本社説である。  さらに「最大の問題は、政府が当初から楽観的な見通しに固執し、対策を怠ってきたことだ」と追及する。やはり菅首相の問題は「根拠なき楽観」だろう。  毎日社説はその弊害をこう指摘する。  「感染収束後に予定していた旅行需要喚起策『Go Toトラベル』を前倒しで始めた。人の移動は感染リスクを高めるにもかかわらず、旅行しても構わないという誤ったメッセージを送った」  矛盾した方針で、緊急事態宣言下の東京五輪の開催と同じである。  「今夏の第5波では、高齢者でワクチン接種が進んだことから、重症者数はそれほど増えないと甘く見ていた」とも指摘し、「実際には、接種が進んでいない世代で感染が急拡大し、40~50代を中心に重症者が急増した。危機管理の基本である『最悪の事態の想定』がなされていなかった」と解説する。  菅首相は危機管理というものを真剣に考えているのだろうか。  毎日社説は「政府が楽観的な見立てを改めないままでは、失敗を繰り返すことになる」と警告するが、その通りだ。

 

 

 

 ■「専門家の知見を軽視する姿勢も変わっていない」  毎日社説は書く。  「第5波で政府内には手詰まり感が漂う。国民に自粛疲れや『コロナ慣れ』が広がり、協力が得にくいと見ているからだ」  沙鴎一歩は自粛疲れやコロナ慣れだけではなく、最大の原因はオリンピックの開催強行にあると思う。感染力の強いデルタ株の流行による第5波の到来が分かっていたにもかかわらず、世界最大の祭典を開くことで、人心を高揚させ、人の移動を招き、感染への注意を鈍らせた。  毎日社説もこう指摘している。  「専門家の知見を軽視する姿勢も変わっていない。東京オリンピック開催をめぐっても表面化した」 「政府分科会の尾身茂会長は、パンデミック下での開催は『普通はない』と述べ、無観客にするよう提言した。だが、菅義偉首相は土壇場まで観客を入れることにこだわった」  菅首相の要望通りに無観客ではなく、多くの観衆を入れての開催だったら、どうなっていただろうか。「自粛は不要」というアナウンス効果が大きく出て、さらに感染がさらに広がっていたのではないだろうか。  毎日社説は指摘する。  「こうした事態を招いたのは、対応を誤ってきた政府自身だ。危機管理には国民の信頼が不可欠だが、首相は人々の不安にきちんと向き合ってこなかった」  いまからでも遅くはない。独りよがりの悪癖をあらため、この秋までの首相の在任期間を全力投球で務め上げ、真の仕事師としての姿を後進に示してほしい。

ジャーナリスト 沙鴎 一歩

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/2e3d56baf420cc814be71d6b0687bca441f4a72b?page=4